懊悩煩悩
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2002年11月18日(月) しかし…しかし君、恋は罪悪ですよ。わかっていますか

 先日の東京行き、機内や電車での暇つぶしは「こころ」。数ヶ月ぶりに読み返してました。何度読んでも心にずっしりとのしかかる話です。夏目漱石作品は「こころ」と「坊ちゃん」、あと随筆をいくつかしか読んでない体たらくではありますがホントに好きで好きでたまらないんです。「こころ」の見事な構成にはため息が出ます。これが新聞連載だったとは考えられないほどに理路整然とした筆運び。ラストへの持っていきかたの秀逸さには感嘆するばかり。余計なことをダラダラと書かずあとは読者に委ねているところが何とも言えず良いです。まあ同じ作品を読んでいるばかりなのもアレなので、この間買った「我が輩は猫である」も読み進めていこうかと思います。いつか漱石作品を全て読破出来る日を夢見つつ…寡作な作家ならともかく、作品を沢山残している作家は読むのが大変ですねえ。山本周五郎もかなりの作品があるのでなかなか制覇出来ない…

 バイト先の人と雑談をしていたら、来年に予定しているドイツ旅行の話になってえらく感心されてしまいました。その人曰く、誰とも連れ立たず単身で乗り込むなんて考えられないそうで。というか寂しくないの?と。まあそれは寂しくないと言えば少し嘘になりますが、一緒に行く人がいないから仕方ない。ブンデスリーガ観戦をメインとして行く旅に親しい友人引っ張っていくわけにはいかないですよ。欧州に行きたいと言ってる友人はいるけど、ドイツじゃないしなあ。そりゃ言葉はさっぱりだし頼る人もいないし、不安ありまくりですけど行きたいものはしょうがない。もうとにかくナマで観戦したいんです。そしてカーンという人を育んだドイツという地を身体で直に感じ取りたい。それには一応世間一般ではヒマ人と見なされる学生時代でないと無理なんです。旅費だけでも相当かかるのに一週間やそこらの滞在じゃ勿体ない。となるとやはり長期間滞在ということになりますし。とまあ色々言う前にまず金銭的な問題が目の前にあるわけですが。ざっと見積もって50万ぐらいはかかるだろうけど、今そんな金は何処にもないわけで。今から一年近く、一銭たりとも遣わずにいたらなんとかなるけどそういうわけにはいきませんからねえ。早く2コ目のバイトしないと。あ、そういえば年末年始の郵便局、今年も行くことになりました。寒空の中、また配達頑張りますよ。


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