懊悩煩悩
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2002年05月08日(水) 社会学概論面白い

 昨日の社会学概論で、「戦後、女性は不幸になったのではないだろうか?」というなかなかに穿った面白い論が。

 「社会が進展し、分業という形態が発展していくと欲望が生まれる」というデュルケムの説にもとづいたもので、都市化していく社会の中で、欲望がどんどん生まれるわけですよ。逆に田舎などは、欲望を求めても得られないし(欲望を満たすものが存在しないゆえに)したがって欲望も生まれない、と。しかし都会には様々なものが存在し、その様々なもののために欲望が生まれるけれども、欲望が完全に満たされるわけではない。となると欲求不満の状態が起こる。田舎より都市に自殺者が多いのはそのためだとか。

 その考えを下敷きにして、冒頭の論です。戦後、婦人参政権を獲得し、女性がどんどん社会に進出するようになりました。働く女性も増え、もはや「三歩下がって夫の影を踏まず」といった封建的考えは通用しなくなり、男女の関係は対等に近いものになりつつある。けれど、まだまだ社会の軋轢は容赦なく女性を痛めつける、女性はさらなる飛躍を望む。その中で、満たされぬ欲望が募っていく、と。

 そうすると、昔の女性と今の女性とでは果たしてどちらが幸せなのだろうかと。生まれては親に従い、嫁いでは夫に従い、まともに意見を言うことさえできなかった過去と、自由に結婚する相手を選ぶことができ、望みさえすれば働きつづけることが出来る現在。けれど、満たされない欲望は確実に募りつづける。

 人によってどちらが幸せなのか、ということは大いに意見の分かれるところであると思いますが、私は後者のほうが幸せだと言い切ります。なにより昔の考え方は自分が駄目です。押さえつけられて生きていくのは性に合いません。今でも身体的暴力のみならず、DVは根強く残っていると聞きますが、私だったら殴り返す。五倍返しにして。もしくは慰謝料ふんだくりまくって即離婚。それ以前にそんな男とは結婚しませんけどね。たとえ社会からどんなに押しつぶされそうになっても、しっかりと自分の足で立っていられることの出来る今に生まれてこれたことは、感謝してもしきれないことであると思います。っつーか私は心おきなくヲタ道を進むことが出来る現状を愛しておるのです。(結局それか)


えもんかけ |MAIL

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