懊悩煩悩 目次|過去|will
人混みの中に出かけるとどうも体力を使い果たして帰ってくるようで、10時間ほど眠りこけてました。まあそこそこ良い買い物が出来たし良かったんですけどね。あ〜それにしてもヴィレッジ・ヴァンガードの雰囲気が好きでたまりません。本屋であって本屋でないあの特殊な空間。猥雑とも言える商品の数々が出鱈目に陳列され、マニアックな本が無造作に積み上げられていて、その傍を通ると独特の饐えた匂いが鼻を掠める。多分に仕組まれたカオスの空間が集まることによって計算していた以上の妖しげな雰囲気を醸し出していて、店内照明は充分にあるはずなのにどこか澱んだ光になっているような。毎日通うような店ではないけれど、ふと思いついたときにふらりと寄ってしばしの混沌を楽しむのにもってこいの場所。あと個人的に好きな作家の品揃えが良いのも大好きです。しばらく本屋に行ってないうちに原田宗典が色んな作品出してたことを知ったり、中島らもの昔の本を発見してニヤリとしてしまったり。大手の本屋でも置いてないような作品がずらりと並んでいて、未開の地に出かけるようなときめきを感じてしまいます。
えもんかけ
|MAIL
|