散書
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やはり読書は楽しい。
冷房が体に与える影響のおかげで、夏はすっかり本屋からも足が遠のくという軟弱な読書好きの俺ですが。 昨日、たまたま寄った本屋で買った本があまりに面白かったので続編が文庫化されていないか調べたら、まだの様子で。改めて奥付見ると、その本自体、文庫化されたのは先月と。 そりゃあまだだよな。 つーわけで、『浜村渚の計算ノート』、個人的大絶賛。ということで。 そして、いつの間にやら発売されていた、『GOSICK』の完結編上下巻を購入。なぜ角川に移籍しちゃったんでしょうね。そしてさらに、「あの秋田禎信が青春小説だと!?」ということで買ってみた、偶然目撃した『カナスピカ』も購入。尚且つ、『Right×Lihgt』の作者の『九十九の空傘』。 うーん。読む本に困らないってのは素晴らしい。 とか言いつつ、実家にいた頃は、買うのに読むペースが追いついてなかったりしましたけど。実家には未だ、買ったはいいけど読んでいない本がたんまりあるはず。こっちに来てからは、わりと順調に崩してますけど。 あと、偶然本屋で見かけ、久方振りに『Newton』購入。付録の冊子といい、やはりニュートンは面白い。つか、科学って面白いよね。俺は図形やグラフで数学に苦手意識持ってしまって理系には行かなかったけど、科学の話とかはかなり好きだったりします。 そうそう、それで、『浜村渚の計算ノート』を読んで、以前本屋で見かけた、今から数学もう一度やり直してみないか、というような新書を買わなかったことを、強烈に後悔したりもしましたね。苦手意識があるということと嫌いだということは、まったくの別問題。何気に物理の話とか好きだったりする俺は、数学も決して嫌いではないのです。わりに知識を仕入れたりはあんまりしてませんでしたが、『浜村渚の計算ノート』を機に、改めて数学やり直したいような気分にもなっています。 取り敢えずは、竹内薫の著作を少し探してみようかな? などと。
本屋といえば、反原発新書がやたらと幅を利かせていますね。最近の反原発ブームが鬱陶しくなったので、いちいち目を通していませんが、何を今になって騒いでいる、というのが本音です。 そうやって、原発の現状を批判している人たちは、原発政策が推し進められているときに、何かしたのだろうか。何もせずに黙認して、今になって政策批判だけしているのであれば、それは単なる売名行為でしかない。止めるだけの根拠と理屈を持ちながら何もしなかったのなら、それは原発政策を推し進めた当時の政府と同罪。盗人猛々しいとはこのことだ。ってところですか。 反原発ヒステリーが、早く落ち着いてくれれば良いのですが。
ああ、別に俺は、原発推進派でも擁護派でもありませんので念のため。強いて言うなれば、妥協派、ということになるのでしょう。
と、ことほど左様に。 本の持つ力は、人を感動させ、人生に潤いをもたらすと同時、アジテーションによる恐るべき暴力ともなるのです。 本屋とはまさに、あらゆる力の坩堝だと言えるでしょう。まさに、ペンは銃よりも強し、です。‥‥剣よりも、だったかな? 小説書きを自称する以上、自身、そんな力のある作品を書けるようになりたいものだなと、改めて。
そして読み耽っていたら、あっという間にとんでもない時間。食うもの食って寝るゼ。
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