されど愛しき日々
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会社で席替えがあった。
うちの会社はビルのワンフロワが ぶち抜きで一つの部署である。 とても広い為、端の方の配置のグループである我々には 席の希望は二つあって「たくさん人のいる方を向きたい人」と 「人の少ない方を向きたい人」に分かれる。 私は「たくさん人のいる方を向きたい」派だ。
しかし、希望が通るはずもなく、今回まったくの一番端で、 壁側を向くはめになった。 「仕事に集中出来るからいいじゃない」と言われるが、 こんなに広いフロアなはずなに、壁を向いて根暗な気分になる。 これからずっと150人くらいの人が 後ろで働いている気配を感じつつ、壁と書類を眺めなくてはいけない。 ・・・ああ、哀しい。 鏡でも置こうかな。 それもまた虚しいか。
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