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2006年02月12日(日) ソーセージなどに添加されているらしい

ずっと昔の話。


以前、私は日帰りバスツアーで岩手県大船渡方面へ出かけたことがあった。

ツアーから戻るとすぐに
留守番をしていた旦那助にツアーの出来事をあれこれ話して聞かせたのだが

「へー、そうだったんだー。」

とか

「うわー、すごかったんだねー。」

など、私の話を微笑みながら聞いてくれた。


あの話題に触れるまでは…。




そのツアーの添乗員は男性でかなり体格の良い人だった。
イメージするならば安田大サーカスのクロちゃんをもっと極悪にした感じ。
ダブルの、それも縦ストライプのスーツを身にまとい、顎には怖そうな髭をたくわえていた。


しかし見た目とは裏腹に、
バスの中ではお客が退屈しないよう世間話や名所の案内をするなど、バスガイドの役もこなしていた。

声はやはりクロちゃん同様、ボーイソプラノだったように記憶している。


「さて、次はいよいよアナトーシーソーに向かいます。」

というクロちゃんの案内に私は

アナトーシーソー?なんだそりゃ?沖縄の料理か何かか?

と思った。
まあいい。だまってバスに乗っていればその「アナトーなんとか」というところに連れて行ってもらえるのだから。


で、結局目的地に立て掛けられた看板を見ると「穴通磯」であることが判明…





「っつうわけで、アナトーシーソーじゃなくて穴通磯だったわけさ。」

と、私の聞き間違いだったということを旦那助に話した途端…

先ほどまでニコニコと微笑みながら話を聞いていた彼の表情が、みるみる神妙になっていった。



「ふつちゃん…、今アナトーシーソーって言った?」

なんだかとても苦しい表情だ。

「アナトーシーソー、アナトーシーソー…。んー…。」

とても悩んでいる。

「どこかで聞いたことが…、アナトーシーソー、アナトー…」

どこかに迷い込んでしまったようだ。




あっ!!アナトー色素だっ!!」



このようにうちの旦那助は、
日ごろから商品の原材料部分を読むことを趣味としているため、






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(日記中の“添乗員クロちゃん”の説明部分はカットしてもよかったかもしれない。)


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