夕方用があって実家に寄った。じゃあ、帰るね…、と実家を後にする際、母が「お父さん、ふつ帰るんだってよ。」と、父に声をかけたのだが、ナニが父の心に火を着けたのだろうか、ものすごい腹式呼吸による大発声で「達者でなーっ!」と大きく私に向かって手を振ってくださったのだ。なにか、上野駅を目指し就職列車に乗ってしまいそうな気分だった。