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2003年03月31日(月) 冴えていた旦那

先日テレビで「山崎まさよし」をみた。

キムタクがこの人の「セロリ」という歌をオレ達に歌わせてください!!と土下座したという逸話を旦那に教えてあげた。
旦那はすかさず

「ホントかよ!」

とつっこみを入れた。
旦那はどうも、キムタクがただのアイドルじゃないと一目おきつつも
キムタクをいじるのが大好きなのだ。

「実際は『オレ達、これ歌っていいっすか?』『あっ、どうぞどうぞ』って感じだったんじゃないの?あのキムタクに言われたら誰もがビビッちゃうよ。印税もいっぱい入ってくるだろうし、どっちにとってもありがたい話しだし、ジャニーズ事…べらべらべらべらべらべらべらべらべらべらべらべらべらべら…。」

とべらべらしゃべりつづけた。この時の旦那は腹黒い大人の目線だった。
そんなことを言いながら、やはり旦那はキムタクの実力は認めている。
愛するがゆえの屈折した愛情表現のようだ。

山崎まさよしが歌い始めると、今度は「彼氏にしたい芸能人」の上位に、以前山崎まさよしがランキングされたことを旦那に教えてあげた。
すると

「へー。でもこの人なんにもしてくれなそう。『ねぇ、どこか連れてってぇ』とか『コレ買ってほしいなぁ』とか言っても1日中ギター握ってコードの研究とかしてんの。返事もしないで。」

と、旦那は1人芝居を交えながらそう言った。

た、確かに!!
確かにそうかもしれない!!
なんとなくそう言われればそんなイメージが!!

あまりの想像力に感動していた私をよそに、旦那は次の瞬間山崎まさよしの歌うときの顔マネをしていた!!
形態摸写の技術の高さにドギモをぬいた。
恐らく旦那の職場のみなさんは、こんな旦那は一切想像できぬだろう。

私は、旦那が実はモノマネが得意なことを日ごろから気づいていた。
旦那のモノマネの中で私が一番好きなのは、ある焼肉屋のおばちゃんのモノマネだ。
ミケンにしわを寄せ、目をまぶしそぉぉに細めて口元だけに笑みをたたえ

「ふつちゃんのお母さん元気なの?」

という、セリフ付きの形態摸写。ついこれにはアンコールをお願いしてしまう。

山崎まさよしの熱唱を聴きながら次はこんな話題をふってみたのだが、

「この人、元ちとせと付き合ってるんだってよ。」

と言おうとしたところ、日ごろから私は「はじめ」なのか「はじむ」なのかちょっとうろ覚え。おまけに下の名前もこの時は思い出せず

「はじむぅ…なんだっけ、はじむ…。とにかくはじむなんとかって人と付き合ってるんだってよ。」

と言ってしまった。
すると旦那は待ってましたとばかりに

「え!?この人、仙台市長と付き合ってるのかぁ。」

とコメントしてくれた。
仙台市長にくるとは想像もしていなかった。
そして、こんなに山崎まさよしの話題でツッコミを次々と入れるなんて山崎まさよしのことを旦那は愛しはじめているのかもしれない。
この日の旦那はものすごく冴えていた。ちょっと恐かった。


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