昨夜のお祭り騒ぎに疲れ果てた私は、今日はひたすら眠った。起きて意識のあった時間などほとんどなかった。いいのだ、それでいいのだ。夜はてんやモノ。しばらくこの部屋には誰も入れないだろう。泥棒だって入れないだろう。なぜなら、この部屋はしばらく発酵ガーリックの園だから。二人から放たれる発酵ガーリック臭は恐らくハエをも射貫く勢いだ。これは確実はセキュリティー技術かもしれない。