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2002年12月12日(木) 100ショップでのクソガキ(ああ、憎たらしい)

ダイソーの店内をブラブラしていた時のこと。



二人の男の子が店内を走りまわっていた。

年齢はどちらも3歳ぐらいだろうか?

ま、

このようなことはよくある風景。



走りまわっているうち、一人の男の子が私にぶつかってきた。

ま、

これもよくある風景。

しかし、ここからが愕然とさせる風景。

なんと、その3歳そこらのガキが私に向かって舌打ちするのだ。

「ちぇっ!」

        …と。

それも子供のかわいらしいしぐさなどではなく、
明らかにまわりの大人のコピーだろうと思われる「ちぇっ!」だ。
(かなり年季の入った発音っぷりだったよ)

私は子供好きなので大体のことは許せるのだが、この「ちぇっ!」にはピキーンときた。
おまえがぶつかってきたんだろ!


そもそも子供達はなぜに走りまわっていたかというと、売り物のボールを足で蹴飛ばして店内中をサッカースタジアムにしていたからだった。

ははーんと思い、私はしばらくガキどもを見ていた。

ガキどもは次から次へ売り物のボールを取りだし思う存分サッカーを楽しんでいた。
店の人も忙しそうで、気づいていないのかそれとも気づいても何も言えないのか、だぁれもガキどもを注意してやらない。

親は何をしているのか!!

親が近くにいるならば、きっと注意をするだろう。
しかしいつまでたっても「コラ!ダメでしょっ!」と注意する親は現れず。

このガキどものためにも、大人がここで注意をしてやらねばこのガキのためにはならない。

私は知らない子供でも良くないことをしているとすぐその場で注意する方だ。
決して子供が憎たらしくてそうするのではなく、このままそれが正しいと思ったまま大人になって欲しくないからだ。

以前、とある駐車場で野球をしていた少年達がいた。
年齢は恐らく小学校の高学年かと思われた。

キャッチボールならまだしも、バットを持っての本格的な野球スタイルだった。
駐車場には複数の車が駐車されており、私はその様子をある会場の2階から見ていたのだが、それはもうハラハラドキドキだった。

カキーン!とバットの音がするがグローブを持った少年はキャッチできずに、あちらこちらにボールが飛んでいく。
このままでは絶対にいずれかの車にボコッっとあたるはずだ。

車に当たるかもしれないということに気づかずにいるのだろう。
確かに昔のように自由に遊ぶスペースがなくなり子供達も可哀想なのだが。

だからといって、車が駐車されているところで平然と野球をするような人間にはなって欲しくなかった。(オレ様の車もあったしね)
誰かが気づかせてあげなければいけないのだよ。こういう時は。

今年、お墓参りに行ったときのことなのだが、
お寺の駐車場でサッカーをしている男達がいた。
年齢は恐らく10代後半から20代前半。

キックしたボールは容赦なく駐車中の車にバシンバシン当たっていた。
それでもそいつらは止めることなく、はははぁ〜と楽しげに爽やかな汗を流していた。見た目は普通の青年。ヤンキーさんだとかそんな特徴はなく、ホントに普通の青年だった。もう日本は終わりじゃ…とそのときつくづく思った。
ヤンキーさん達の方が縦社会を熟知しているせいか、よっぽど礼儀正しかったりするものなぁ、近頃は。

いけないことはいけないと、叱ってくれる大人がいない。
「サッカーINお寺」の青年達もある意味被害者なのかもしれん。

まわりの状況が判断できない。
他人の痛みがわからない。

今の日本は確実にこのような人種が繁殖している。
(おお、語るよ、語る)



そんなお墓参りの駐車場の出来事を思いだし、私は2階から野球少年を見ていた。

そして私はガラガラと窓を開け

「そこで野球やるとまわりの車にぶつかるでしょ!だめだよォ〜!」

と声をかけてみた。
少年達は、どこから聞こえる声なのかびっくりした様子でキョロキョロしていた。
2階から上半身を出す肉感的なおばはんの姿を確認すると少年達は、ハッ!とした表情でペコリと頭を下げた。
あらら、なんて素直なお子達。

私自身、子供の頃知らないおばさんにスーパーで注意されたことがあるのだが、大人になった今でもその出来事をよく覚えている。
そしてその見ず知らずのおばさんに感謝している。


で、100円ショップのガキどもだが…

私はガキどもに近づき、売り物を汚したらだめだろ?と語りかけようと思った。

が、

しかし…。

突如ガキどもの手をとる男が出現。
おお、恐らく彼が父親だろう。
ガツンとやってくれ、ガツンと。

が、

しかし…。

その男はだまぁ〜っってその辺に散乱したボールを売り場に戻し無表情で再びガキどもの手をとり、近くに立つ女に話しかけていた。

その女とは、
先ほどからずっとそこにいて、ボケーッと買い物をしていた女だった。

おいおい!テメーが母親だったのかい!?

父親も母親も、ずっと、ずっとこのサッカープレーを見ていて黙っていたのか!?

子供は親を選べない。
急にあの憎らしげな舌打ちガキンチョがかわいそうに思えた。

ま、せいぜい世界に羽ばたくサッカープレイヤーでも育ててくれ。

悲しいかな、
私はそのガキどもに悪いと思ったが、
おばさんも大人のいざこざに巻き込まれるのはごめんだよと思いその場を静かに立ち去ったのだ。


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