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2002年07月15日(月) 検便容器と格闘する父

仕事の後、夕方私の実家に遊びに行く。
先日盛岡で買ったお土産を渡すために。


母は待ってましたとばかりに話し始めた。

「今朝お父さん検便とったんだけどね…」

ここまで聞いただけで

父と検便という組み合わせからもうすでに恐ろしい地獄絵が私の頭の中で繰り広げられていたのである。


話しをまとめると…

今日から父は人間ドックのため一泊するのだ。
朝出がけに便を採取しなければいけなかったのだが、渡されていた容器をもよおす直前に紛失。

仕方なく100円ショップで売られているような(ピアスや薬を入れる)小物入れに取ることに。

普段は怖いものなしの父であるが、なぜか検便に対しては少しネガティブであった。

誤ってトイレの水にスポンと落ちてしまった場合のことを想定し不安がよぎったようだ。

水に落ちてしまえばヘラで救うのも困難になる…。

父は考えた。
考えた結果、父にしては素晴らしいアイディアが…!!

それは















































クロ助のトイレを
使用する!!






































というものであった。



しかしクロ助のトイレは

























































リビングルームに
あるのであった。




































当然母からその案は却下される。



しぶしぶトイレへ。
(しぶしぶトイレへ向かうまで、父と母とで激しい口論がマジで繰り広げられたらしい。クロ助のトイレを使ってはいけないという母の言い分に対し、なぜだめなのかと激しくおお真面目に反論する父)






人生なんてそんなもの。

器用にピアスケースへブツを入れた直後に
紛失したはずの本物の検便容器が出てきたのである。

父は器用にピアスケースに入ったブツを今度は本物の検便容器へと
全身全霊を込めて…込める。
(今の検便容器は塗りつけるらしい)



そんな生々しい現場を見るに耐えかねた母はリビングに父を残し2階へ退散したのである。

数十分後、リビングに母が戻ると、
すでに父は検便を持って病院へ出かけてしまっていた。


「なんて男だ、まったく…」

とぼやいていると、


クロ助のトイレの上にう○こが3本落ちていた。

「ま、まさか、あの男!?」


母は眼鏡をかけ
クロ助のトイレにソォーっと顔を近づけた。
人間のものではないことを確認しホッと胸を撫で下ろしたそうだ。

うん…。確かに父ならやりかねない。
クロ助もイヤだろうなぁ。


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