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2002年04月25日(木) 辻本さんのマスカラ

辻本さんが泣いた。
びっくりした。

何がびっくりって…

マスカラにびっくりした。


なんだか彼女に悪くて正視できなかった。

ダメだよ、涙拭くとき、あんな乱暴にハンカチでゴシゴシしちゃぁ。
それじゃぁ、マスカラが眼の下にびろ〜んとへばりつくに決まっている。

ああ、誰か彼女に鏡を…。

もう私は彼女のマスカラが気になって気になって、質問や答弁なんか聞いていられなくなった。

その後、何度か彼女はハンカチで目元をゴシゴシやっていたが、何度目かのゴシゴシでうまく拭き取れた。ああ、よかった。

そこで私は考えた。

彼女は人前で泣いたことがないのだろうと…。

恐らく一人枕を濡らしたことはあったとしても、化粧をした、つまり人前に出た状態で涙を流した経験があまりないのではなかろうか?
だからハンカチでゴシゴシしちゃったのでは?

私の結婚式の時の話だが、上のまつげしかマスカラをぬらなかった。
メイクさんに「下は?」と聞くと
「涙でにじむかもしれないので」
と言われた。
(しかし結局泣かなかった私)
あと、つけまつげも、そういう理由で付けないとそのメイクさんは言っていた。

日常生活の中で、人前で泣いてしまったという経験は結構あるのだが、取り乱しながらも本能的に
「おっと、下瞼を押さえるように拭かねばパンダになってしまうぜ」
とどこかちょっと冷静に考えたりしている。

辻本さんはきっと、ビシッと身なりをキメている時に泣いた経験があまりなかったから、上手なハンカチの使い方が分からなかったのか、それとも、そんなことどうでもいいぐらい動揺していたのか、そのどちらかなのではなかろうか。

そして、

そんなこと考えている国民は私だけではなかろうか。
(うん、多分そうだ)

辻本さんから
「大きなお世話や、あんた」
と言われそうだ。


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