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2002年03月31日(日) 続退職祝い

お祝い大好き家族の私の実家は、今日も引き続き父のお祝い会を行った。
昨日は(昨日だけは?)ひっぱりだこの人気者だった父を、今日はゆっくり家族でお祝いしようということで。

昨日は家でパーティーをしたので、今日は焼肉屋さんで盛大にやろうとのこと。

非常に店内が混んでいたため、4人がけの席に5人で座った。
焼肉だけに「ギューギュー」だった。(…おっと失礼)

父と母はゆったり二人並んで座った。
妹と私ら夫婦は3人並んでギューギュー状態で食べた。

旦那を真中に座らせ、妹と私が両脇をかためたのだが、ひょろ〜り痩せた旦那は肉々しい姉妹に挟まれ、ますますヒョロヒョロ状態で焼肉を食べていた。
しかし、ヒョロヒョロ状態ながらに楽しんでいたようだ。

5人で美味しい焼肉を食らっていることを、家で待つパグ犬達は知らないでいるんだと旦那はしきりに気にしていた。
「可愛そうに、あいつら。ご主人達が美味しい思いをしているなんて知らずに、家でじっと俺達の帰りを待っているんだ」
そんな風にちょっと変わった角度からものを考えるのは5人の中で旦那だけであった。あとの4人はムツムツと肉をほおばっていた。
NHKの紅白歌合戦を観る時も、
「あの紙ふぶきはアルバイトが刻んでいるのかなぁ」
と考えていた旦那だ。

焼肉屋を出て実家に戻ると父が
「おい、ひーむ!(旦那の名前)少し飲んでけや」
と言った。
父と旦那は家に着いても引き続きお酒を飲む。
実は父と旦那は勤め先が同じなのだ。(所属部署は違うのだが)日付が変わるまでは父も書類上はそこの勤め人の身分だ。
父と旦那はあれこれと勤め先の話をしていた。
「さ、そろそろ帰ろうか」
と言っても父は珍しく
「いいから、もっと飲めや!」
と言って旦那を離さないのである。
同じところに勤めていた者同士、父なりに語り合いたかったのだろう。


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