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2002年03月03日(日) |
フロントの兄さん好感度ナンバー1 |
宿の朝飯を食う。 ああ、また食いすぎたよ。
食堂の外に 「9時までラウンジにてコーヒーのサービスをやっています。どうぞお越しください」 と書かれた紙が貼っていた。時計を見るともう9時だった。 しかし私はあきらめなかった!
ラウンジに行くとコーヒーカップを片付けている男性が。
「あっ…終わっちゃいました?」
とずうずうしく聞く私。
「大丈夫ですよ。どうぞどうぞ。ここの時計15分進んでいますので」
というナイスな答え。お言葉に甘えコーヒーをちゃっかりご馳走になる。 海を見ながらコーヒーをいただく。途中ゲップをすると、さっき食べた味噌汁の風味がよみがえる。(なぜ私は汚い話題に走るのか)
部屋に戻り帰る準備をする。 もちろん宿のタオルはテイクアウトする。タオルからほんのり石鹸の香りがする。
忘れ物はないか確認をし部屋を後にした。
フロントにはさっきのコーヒー兄さんが。 「先ほどはどうも」 とお礼を言う。
フロントの裏に回り兄さんがおつりの準備をしている間、私達は四流のギャグでケタケタ笑っていた。 兄さんがおつりを持って戻ってくると
「お二人はとっても楽しそうな雰囲気ですね」 とニコニコとしながら言った。 「そうですか?」 と私が聞くと 「ええ、そうですね」 と兄さん。 照れ隠しに 「そんなことないですよぉ〜」 と言うと 「それでしたらいいんです」 と、爆笑問題の太田のような兄さんは答えた。とっても面白い人だった。
そういえば、この兄さん、昨日の夕飯の時はお酒を運ぶ係に徹していた。 ビールを飲み終わり、次に日本酒を飲んでいた私達のところにやってきて、 「ビールお持ちしますか?」 と空のグラスを見て飲み物がないと勘違いした兄さん。 「あ、日本酒飲んでましたから大丈夫ですよ」 と言うと 「…そっちに(日本酒)いきましたかぁ。なるほど」 とやはり爆笑問題の太田のようなナイスな受け答え。 そしてすかさず 「記念にお二人の写真を撮りましょうか?あっ!これがデジカメですかぁ」 と自然なサービス。 兄さん、君のことを忘れないぜ。ありがとう。楽しかったよ。
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