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今日はゴミの日だというのに、出し忘れ。 実は、月曜日も出し忘れている。2回もチャンスを逃してしまった。なんとなく部屋の中が生ゴミ臭い・・・。ああ、主婦失格(T_T)
ちょっと前も、うっかり出し忘れそうになった。 もう清掃車はうちのマンションの分を終わらせ、次の地点に向かっていた。 私はまるで「雷波少年」の「鮒子」のような形相で
まってぇぇ〜#%&$!!
と、自転車こそこいでなかったけど、あんな感じで追いかけた。 次の地点はすぐ近くなので、私の心の叫びに気づいて止まったようではなく、職員の方々が無表情に次の現場のゴミの処理にとりかかっていた。 「ハ〜、ハ〜・・・これ・・お願いします」 と職員の方に手渡しでお願いした。 「・・・はいよっ」 と寡黙な感じで受け取ってもらった。
ホントに私は忘れっぽくて困ってしまう。
忘れっぽいで思い出したけど、もっとひどい事件が10年ほど前にあった。
銀行の機械でお金をおろしたときのこと。
暗証番号をインプットして、それで安心してしまったのだ。 お金を受け取らずそのままその場を立ち去ってしまったのだ。ああ、私ってバカ・・・。
気づいたのはしばらく歩いてからのこと。あわてて銀行に戻ると、当然私の使った機械にはもう別の人が並んでいた。
・・・ああ、誰かに取られちゃっただろうな・・・。と落胆した次の日のことだった。
職場に銀行から電話が入った。
「お客様、昨日お金をおろされたと思うのですが、どういうわけか機械からお取りにならなかったようで・・・」 ホント、どういうわけかね・・・。 「取られなかった場合、自動的にお金は機械の中に引っ込むようになっておりまして、お客様の3,000円は通帳にお戻ししておきます。」 おお!神は私を見捨てなかった・・・。
しかし、家に帰るなり母親から散々嫌味を言われ運命が待ちうけているとは、その時の私は知るよしもなかったのである。
「あんたね、今日、銀行からうちに電話がきたのよ。娘は今会社にいるからって、勤め先の電話番号教えたさ、お母さんは。またなんかやったのかい?えっ?!?」
あ、そっか。銀行がなんで私の職場の電話番号を知ってたのか、なんの疑問も持たなかったわ・・・。
「いいの、なんでもなかったの」
というセリフは母親には通用するはずがなく、しつこく聞かれ答えると 「ホント、あんたってなんでそうなの。誰に似たんだろうねっ。恥ずかしい」 と言われてしまったのだ。
「前もあんたに銀行から電話がきたことあったじゃないの。あれは確か、100円玉をお札にしてもらうって出かけた後だったわよ。記入台の上に1,000円分の100円玉をお忘れになった方がいらっしゃるのですが、この日100円玉の両替にこられたのはおたく様だったので、もしかして・・・って電話がきたじゃないのよ。まったくホントに!」
そうなのであった。集めていた100円玉をお札にしようと銀行へ行き、両替用紙の記入額と持参した金額が違いますよ・・・と窓口の人に言われ、あれ?数え間違ったかな?と思い書きなおして処理してもらったのだ。
私が去った後、記入台の上にはきちんと10枚重なった100円玉の忘れ物があり、銀行の方が「あっ」と私のことを思い出してくれたのだ。
・・・なんで、ゴミのお話からこんな辛い過去の話しになったのだろう。
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