友とは何か。愛とは何か。

MAD TIGERの
のも ...
〜〜  ヲ タ ク の 魂 1 0 0 ま で  〜〜


2002年07月21日(日) Who am I? I'm spider man!!

最近兄貴がパソコン漬けだったせいでログオンできませんでした。
いい訳ではない。真実だ。←またかよ

さて、ここ数日でスパイダーマンを見たのだが・・・・
納得いかないことだらけ。久々に気持ちの悪い、胸くそわるい(ハッキリしない)感想になった。
すばらしい作品、とか、スリル満点とかいろいろ言われていたが、さてどうだろう。
映像的に新しい切り口はあったのだろうか。

以下ネタバレを含むため、見たい人だけクリック&ドラッグで反転させて見てほしい。

主人公はいまいち冴えない高校生ピーター(オス)である。
スキな女のコメリー・ジェーン(通称MJ)にもいまいち相手にされず、友人のハリー(オス・金持ち)だけが友達であった。
新種の蜘蛛に刺されて超人的な力を身に付ける(それがスパイダーマンな力なのだ)のだが、
それからの展開はすばらしかったと思う。
悪になりえた力を、良いことに使い始めた理由の「叔父さん(育ての親)が殺されたシーン」からの心境の変化は、
先が読めてしまっていたものの面白かった。

話的には面白かった。
友人の父親との関係といい、ファザコン丸だしのハリーといい、いい味が出ている。

しかし、とことん気にくわない事がある。正直、そのせいで見なければよかったと後悔すらさせられたのが・・・
女優(MJ)がイマイチ。
ま、まぁ女優に文句はつけるもんじゃないだろう、彼女は彼女なりに素晴らしかったと開き直ってみても、
彼女の役柄(MJ)がイマイチ。
なんであんな役なんだ????あれは典型的なただのヤリ○ン女だろう。
つねに胸の出た服。あれじゃぁNYの裏道で襲って下さいと言っているようなもんだ。
典型的なバカ女というか、世界中のピュアなオトメの敵としか思えないのだが・・・
1作品で、4人もの男に心がえをしている彼女はどうなのか。歩く女性器にほかならない。←言いすぎ
「私は今、気になる人がいるの・・・スパイダーマンよ。」みたいな事をピーターに言っておきながら、
「私の頭のなかに浮かんだ人がいるの・・・あなたよ」みたいな事を最後に打ち明ける。
バカかい。アホかい。あんた、何が目的なんじゃ。
思い出してみれば、イケてない頃のピーターを彼女は少々蔑み、笑っていたフシがある。
あのボーっとした熱いピーターの視線に気付いていないはずは無い。
その視線を気付いているから、バスに乗り遅れたピーターを見て「停めてあげてよ!」と言い、優しさを露わにしてピーターの心を弄ぶのだ。
しかし次のシーンでは手をふるMJが自分に手を振っているものだと思ったピーターが手を振り返すが、
実はもっと後ろにいた友だちに向かって手を振っていた、という典型的なイケてない主人公をアピールするシーンなのだが、
そこでMJはクスッと笑い、寄って来た友達と彼を振りかえるのだ。
そこに悪意があるのかないのかは分からないが、あの映像を見る限りでは「バカやなーアイツー」という表情に見えてならない。

その後高校を卒業し、夢を抱いて上京する主人公ピーターと、友人ハリーと、MJ。
しかしMJはハリーと付き合いだしてしまう。本当にあんたはハリーを好きなのか、と聞きたい。
ハリーに好意をよせるシーンなどワンカットも無かった。
二人のラブシーンもなく、ただMJが「私ハリーと付き合っているの」とピーターに告げるだけ。
多少イチャついてますよ、みたいなシーンはあっても、そこにハリーに対するMJの感情というものを見ることができなかった。
そして金持ちのハリーを金づるとして使っているのかと思えば、そうでもないっぽい。
あんたは一体善なのか、悪なのか、ハッキリしないキャラで最後まで通った。
助けられれば好きといい、慰められれば好きといい、あくまでも自己中心的な彼女。
映画では、自分の中に「MJは乙女の敵」という結果が出ただけだ。

<<<<<<<<<<<<<完全ネタバレ>>>>>>>>>>>>>>>>>
最後にうっすらと浮かぶハリーのピーター(スパイダーマン)に対する憎悪だが、おかしくないだろうか??
父親がスパイダーマンに殺されたと思っている(知っている)のなら、何故殺されたのか少しも考えないのだろうか。
周囲がスパイダーマンは正義の味方だよ!みたいな状況で、実際一度自分も(つか彼女を)助けられているわけだし、
なら何故自分の親父が殺されなければならなかったのか・・・オバカサンじゃあるまいし、ちょっと考えたら分かるだろう。
父親があんな変なコスプレで死んだわけだし、少なくとも襲われてその姿を見た人は多数いるわけだ。
大会社の社長が死んで、記事に取り上げないバカな新聞記者がいるわけないだろうか。
新聞記事に取り上げる→コスプレで死んでました→どんなコスプレ?→こんなの!!→アッそいつに俺襲われたよ!→エッ?私もよ!→じゃぁどういうことだ!?

こういうことだ!!!←何

結果、週間ゲンダイや女性自身で取り上げられてネタにされるわけだ。
そうして自分の父親が悪だったと知るハリー。
スパイダーマン、ごめんよと思うハリー。俺、出家します。←違うだろ
普通はそうだと思うのだがどうだろうか。
納得いかない事ばかり。

超人的な力を身につけたスパイダーマンや敵はまだしも、MJまでもがかなりのアクションが出来るシーンでは引いた。
・・・つか笑った(笑)。
CGに頼りすぎて普通の人間で出来る範囲を忘れてしまっているのではないだろうか?
やりすぎなCG、それでいてどうでもいいシーンではちょっと手を抜いているように思えてしまった。
NYを飛びまわるのは臨場感タップリで面白かった。
以下、自分の評。
★★☆☆☆
見てもいいが、心動かされるのは前半のみ。後半は女がウザくてしかたが無い。
納得いかない事ばかり。NYテロのせいで随分と編集しなおしたようだから、多少は多めに見るべきなのかもしれないが、お金を取って客に見せているわけだから、もうちょっとツメて欲しかった。


以上、感想であった。
曲と最初のシーンで、「こりゃバットマンじゃないのか!?」と本当にスパイダーマンを見にきたのかどうか疑ってしまった。
帰宅後調べたところ、音楽がバットマンのダニー・エルフマンであった。
自分の読みは当たっていた。エヘヘェ。
おそらくダニー・エルフマンはSFXを駆使したヒーローものの作曲が似合う人なんだと思う。
しかし、ちょっと似すぎではないか・・・。久石譲的な作曲である。

次に見る(狙われる)映画はなんだろうか・・・おそらく猫の恩返しは見ないと思う。←オイ
だってあのアニメの目が嫌いなんだもん・・・耳をすませばの続編と聞くとなお更見たくなくなるなぁ。
おそらくオースティン・パワーズあたり行くんじゃないか??
本気で作ってあるオバカ映画はとても好きだ。




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