詩-生人-

2009年06月04日(木) 最後の行方

街には明かりが灯る。

家路に向かう人並みの中
誰とは言わない
いつも隣に並んだ影が 今は懐かしい

「さよなら」と口が動く その瞬間
今でも瞼の奥に焼き付いている

街には明かりが灯る。

家路へ向かう電車の中
誰でもない
いつも傍で感じた温もりが 今は無い

二つ並んだ食器の影が キッチンに
今でも並ぶ 歯ブラシも二つ

終わり方を知らない 僕の
終れ方をを知らない 僕が

目指す時間。

街には明かりが射してくる…。


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沢野生人

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