詩-生人-

2007年10月14日(日) 心情

いつも 脆くて 危うい 心
いつも 揺らいで 塞ぐ 僕の心

煌きたつ季節の中に
僕は 唯 一人きり

貧弱な心を抱え この道を歩く
この道の先に 何が待つのか?

問いの答えは どこにもありはしない。

いつも 一人で 嘆いている 心
いつも 誰かを 待っている 僕の心

色めき立つ周囲に
僕は 唯 一人きり

弱々しい心を憂い この道を行く
この道の先に 何が在るのか?

問いの答えは この道の先にあるのか?
そんな問いさえも問いではない
答え無き 無声の鼓動を
僕は確かに感じながら 一人きり

この道を行く。

その心情たるは、嗚呼、無情。


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沢野生人

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