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■ 蘇生
昨夜、医師からの話とは Hの最後の事であった それは呼吸停止の場合 心臓停止の場合の処置についてだった
もし呼吸が停止したら 心臓が停止したら どこまでの処置をして良いのかを問われた
私はもちろん弟の意見に従いたいと思った
弟の答えは 自然のままにHを見送る事だった
その後、Hの家に弟と寄ったが 居間で母は眠っていた 弟に「最後の姿は見たくないでしょ?」と聞かれた 私は「NO」と答えた 病室でたった一人ぼっちで逝かせてしまう事は 想像できない せめて私達が到着するまでは・・・ その気持ちを弟に伝えると 「そうだよね。明日訂正しよう」と弟は言った
そして私は病院へ戻った
Hに水を飲まそうとしたが 長い間口に含むが上手く飲み込むことが出来ず 看護婦さんに鼻から管を通してもらう それさえHは苦しそうに涙目になる 呼吸停止の場合に口から異物を入れるよりは Hが苦しまない方法を・・・ それでも最後の時には側にいたい
2002年04月07日(日)
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