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■ 夢の中
Hの眠っている顔は穏やかで幸せそうだ
「幻覚」を時々自覚しているらしく 親しい友人がお見舞いに来てくれたのにも関わらず 「帰ってもらって欲しい」と弟から聞いた そんな自分の姿を見られるのが苦痛のようだ
Hは「勝手に薬の量を増やさせないでほしい」と 弟に伝えたようだ
「夢の中で歩いていたよ」と Hはそれが夢の中であるという事がわかる時と 「そこの椅子に座ってもいい?」と 自分が立って歩けない事がわからない時とある
精神科より薬が処方された
医師の説明によればMSコンチンやモルヒネシロップが 飲めなくなった場合は静脈注射に変更するとの事 その場合、稀に呼吸抑制が起こる可能性がある事 眠る時間が長くなる事などを説明された 弟は今はまだ納得できないらしく 稀な副作用を恐れている 私はHが苦痛から解放されるのであれば 静脈注射も止むを得ないと思っている 苦しむHを見ている時間が長くなれば 弟の考え方も変わるのではないかと考え 今は弟の意見を尊重したいと思う
2002年03月20日(水)
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