シュルデディッヒ
DiaryINDEXpastwill


2003年02月05日(水) 失う恐怖と得る幸福。

今日も何もせずに時が過ぎてしまったよ。
今日やったこと。

・FFX
・パソコン
・犬の散歩

散歩がある分健康的ですね!
あわわ。
何だろー。やだな。こんな生活。
何かもっとやりたいよな。
意味のある毎日を過ごしたい。
この際バイトでもいいんだ。
早く免許を取りに行くのでもいいんだ。
何か、したい。

だったらしろよアホンダラー!
でも基本的に優柔不断でやる気がないのが私という人です。

うわ、嫌な人。

こういう風に暇だからホームページ作りたいなあと思うのだけれど。
わ か ん な い ん だ も ん 。

こんなことを言うこと事態甘えで、みなさん自分でやってわかってるんだから。
つうか作ってもちゃんと持続するのか謎だよな。
前から思ってるけどジャンルは何さ。
すごいよろずなサイトだろうよ。
つうか日記だけで結構満足気味だよね。
メインコンテンツ、日記。
それでよくなくなーい。

あと色々書きかけの作品がわんさかあるので仕上げたいです。
古いのは小学校からのとか。
最早どういう意図の話なのか、この後どうする気だったのか、謎なモノが多いです。

よおし!
明日は早く起きて、もりもり小説書こう!
頑張ります。

そういうや今日のテニスは、ね!
日吉が美形だよ?キノコじゃないよ!
普通に格好いいと思ってしまった。
でもあっさりやられた。
声は誰だ、アレ。
リョーマがかっこよかった。
手塚がマジでフェアリーだった。
跡部様を陵辱したくなった。
だって、ドロップ取りに行って、倒れ込んだじゃない!?
そのときの跡部様ったら!!
屈服させたくなるよね。征服欲をそそるよね。
跡部様はやっぱ受けだと決定した今日。
あと大石×カチローに花咲いた日。


イマイチ内容がない気がするのでこの間書いた小説をば。
最初一人称は「僕」だったんだけど、それじゃあ意図が伝わりにくいので変えました。
「僕」のほうが響き的にもよかったんだけどなー。

ではドゾー。




君の思いを知っていて抱きしめるこの優しさは残酷だと知っているけれど。
ごめんね。
あたしは、愛がわからない。



友達がいた。
高校に入って出来た友達。
どこか儚げに笑う子で、いつも周りを気にしていた。
親しそうに振舞う中に壁を感じていた。
でもそれ以上深入りする気もなかったし、それ相応の「オトモダチ」で終わると思っていた。

彼女はよく恋をした。
部活の先輩や、幼馴染、クラスメイト。
好きな人ができるたびに相談されて、それに答えた。
恋愛特有のくだらないことで喜んで、下らないことで落ち込んだ。

そうして恋人ができて、幸せそうなのはいつも最初だけだった。
ううん。片思いのときのほうが幸せそうだった。
幸せ以上に、苦しみが付きまとう。

やがて別れる。
そしてあたしに相談する。
話を聞く。
あたしは彼女を傷つけないように言葉を選んで話す。

今までに自分が知らずに傷つけてしまうこともあったから。
それは疲れることだったけれど、必要とされているようで悪くなかった。


ある日、彼女が思いつめるようにして言った。
それは、彼女が胸にしまっていた、秘密。

あたしにいえば、関係が壊れるかもしれない。そんな恐怖を抱えながらも言ってくれた。
今までこの告白で何人の人が離れていったのだろう。

あたしは、離れなかった。

そのことに彼女は涙した。

あたしにとってはなんでもないことだったけれど。
今まで同じ立場から認めてくれる人がいなくて苦しんでいた。
だから、嬉しかったと言った。


その秘密を知ってから、話されることも増えた。
あたしは今までと同じように接した。



「私、君のことが大好きだよ」



笑って言った。

あたしも笑った。

そして、言葉はいつしか意味を変えていった。





いつものように相談を受けた。
だけど、いつもと違った。


「今の恋人。もう、駄目かも」
「何で?」
「面倒臭い、って思うようになっちゃった」
「ふうん」
「元々自分の寂しさを埋めるためだけだったしね」


彼女は、寂しがりやだった。
人に沢山傷つけられてなお、人を求める愚かさを持っていた。
人を欲して、手に入れて、人は形を変え、いらないものになる。
永遠なんて、ない。


「…私、君のこと、大好きだよ」
「うん。あたしも好きだよ」


彼女の様子が違うことなんてわかっていた。
この先にどんな言葉が続くのかも。


違う。そうじゃなくて…


「違う。そうじゃなくて…」


恋愛対象として…


「恋愛対象として…」



この告白に彼女はどんな思いを込めたのだろう。
様々な思いの中大きかったのは、失う恐怖と得る幸福。

でも、あたしには分からない。



「ごめんね…」
「やっぱ、イヤだよね。気持ち悪いよね。ご、めん…」
「違うんだ」


「分からないんだ。恋愛感情が。どれが特別の好きなのかが」

「だから、ごめん」


そう言って彼女を抱きしめた。
友人として、抱きしめた。



「ず、るいよ…そんなの、ずるい…」



君に失う恐怖も、得る幸福も与えずにあたしは君を抱きしめる。


それがどんなに残酷なことか分かっているのに。

ごめんね。
あたしは、愛がわからない。


サクマサキ |MAILHomePagephoto diary twitter

My追加

日記に突っ込みを入れる→