シュルデディッヒ
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2002年11月01日(金) |
過去の遺物、大ヤマ。 |
なんかもう夕方なのに、昨日の日記を書こうとしてます。 一応連続更新記録なので。 って、次の日に書いてちゃ意味無い気もしますが。そこは気にせず。
ハリポタ読み途中。 段々面白くなってきました。 ただ上下巻を連休中に読み終わるか不安。 弟が早く読んでくれればいいんですが。
今日もゲームしました。少し。 ものの30分程度。 少な! 親父がゲームなんか見たくないと言ってやらせてくれませんでした。 自分が見てて意味わからないし、つまんないからなんですけど。 酷いよね。 麻雀を少しやったのですが、意味不明で撃沈。 やり方とか覚えたいんですけど。 知ってれば楽しそうだしね。
つうか、結局PS2は買ってません。 雨降ってきたので帰りに買っていくのもいやだなあ、と思いまして。 だから今日こそ買おうかと思ったのですが、ビデオ見てたら1日終わったしね! その辺の詳しい話は今日の日記で。
つうか、内容がないので何か小説とか今まで書いた奴ないかなーと捜索中です。 見つかりません。 途中のとかばっか。 あとは紙に書いたやつで、パソコン内に入ってないやつとか… ああ!使えねえ! えーと、デジのとかならあるんですけどね? タケヤマとか、ヒカ太とか、大ヤマとか、ヤマ大とか、タケル←光子郎とか… ごめんなさい。需要が少なそうなのばっかで。 どうせなら太ヤマとかヤマ太くらい書いておけよ!王道をさ! あ、後は、ヤマト←空←太一とか。ギャグも少し。 過去の恥さらしとしてデジでいっかなあ。 しかも需要の無さではトップクラスの大ヤマでいきたいと思います。 ではごー。 意外に長いです。
オレはあいつが嫌いだった。 あいつの全てが。 とにかく気にくわない。気にくわない点をあげるとキリがない。
・・・そのはずだった。
「よっ!ちゃんとやってるか?」 「太一先輩vv」 いつもの様にパソコンルームに集まっていたオレ達だが太一先輩が来るというので皆で到着を待っていた。 「おにいちゃん、遅いよ。今日は3時半までに来れるって言ってたじゃない」 と少し怒って言うヒカリちゃん。今日もかわいいな〜vv 「悪ィ、悪ィ。それがヤマトの奴がさー」 「太一、勝手に俺のせいにするな。そもそもお前が・・・」 不意にドアからあいつが出てきた。あいつ・・・石田ヤマト。 「ヤマト・・・さん・・・」 「大輔、呼んだか?」 「呼んでないです。それより京、早く行こうぜ。」 と、あいつから離れてパソコンの近くにいる京に話しかける。後ろで太一先輩とあいつが話している。 「おい、お前かなり大輔に嫌われてるな。あいつがそこまで人嫌うなんて珍しいぞ。」 「うるさい」 ・・・ムカツク。なんか分からないけど。あいつがいるだけでむかついて仕方ない。 大体、タケルの兄貴ってだけで近づきたくないのに。結局会うしな。 「しょーがないか。同じ選ばれし子どもだし・・・」 ぽつり、と誰にも聞こえない様に言ったつもりだったがいつの間にか隣に来ていたあいつがいきなり話しかけてきた。 「何がしょーがないんだ?」 不思議そうな顔で言うあいつにオレはそっけなく返した。 「別になんでもないっスよ」 「お前・・・さっきから何怒ってるんだ?」 「別に怒ってないっスよ。」 「そう思うならちゃんと俺の目を見て話せよ!」 あいつの手がオレの頬に触れ、無理やりあいつの方に顔を向けさせられる。 力じゃかなうはずもない。せめてもの抵抗に視線だけ違うところに向けた。 そうすると諦めたのかため息をついて手を離した。すぐにその場から離れる。 「それじゃ、準備もできたとこで、デジタルゲートオープン!選ばれし子ども達ィ出動!」
「これからどうしよっか?」 「2人でペアを組んで別行動が良いのではないでしょうか?」 「そうね〜」 京と伊織が話しを進めている横でヒカリちゃんが話しかけてきた。 「大輔くん、どうしたの?顔赤いよ」 「へっ?」 「本当だー。何風邪?アハ☆そんなわけないよネ☆」 「タケル・・・何が言いたいんだよ」 「まあ、それはさておき、本当に赤いよ。大丈夫?」 言われて自分の頬を触ってみる。・・・よくわからない。 心配させても悪いので暑いだけだと言った。それでもヒカリちゃんは心配そうな顔をしていたが。 「大輔、ヒカリちゃん、タケル君!出発よー!」
「って、何でオレがヤマトさんとなんだ?」 「だからー、あんた達が話してるからこっちで勝手に決めたのよ」 「だから何でヤマトさんとなんだよ!オレは太一先輩かヒカリちゃんとが・・・」 「な〜に言ってんの。私がわざわざ気をきかせて一緒にしてあげたのに」 「はあ」 「だって二人・・・ねえ、とにかく仲良くやんなさいよ!じゃね〜」 と言って走り去る。 「ちょっ・・・待っ・・・」 「ヒカリちゃん、太一さん、行きましょ」 「じゃ伊織君、行こっか」 「はい」 そしてみんな進化したパートナーデジモンに乗ってさっさと行ってしまった。 残ったのは・・・ 「大輔、俺達も早く行こうぜ」
歩いている最中、何を話したらいいかわからずオレはただ黙っていた。 あいつも元々無口な方だからふたりの間に会話はない。 オレは静かなのは嫌いなのだが、今はこの静寂がとても心地よく思えた。 まあ、余計なことを話して殴られたくないしな。 そんな中であいつが口を開いた。 「ここは・・・」 「友情のデジメンタルがあった所だ・・・」 友情。この紋章をオレはこいつから受け継いだ。 「友情か・・・」 「何だ?」 「いえ」 「大輔、俺の紋章受け継いだからにはしっかりやれよ。あとタケルと仲良く・・・って何で嫌そうな顔すんだよ?」 「いや、そういうわけじゃ・・・」 「ま、俺と太一もここにくるまで色々あったからな・・・」 その言葉を聞いたとき、全身が熱くなった。 「・・・て・・・いが・・・」 「何だ?」 「どうして太一先輩が出てくるんですか!」 「大輔・・・?何言って・・・」 「ヤマトさんはいつもそうだ!」 ・・・?オレは何を怒っているんだろう? 憧れの太一先輩に対して怒っている?そしてヤマトさんにも。 何が・・・何が気にくわないんだ? 今まで考えたこともなかった。 どうしてヤマトさんに会うとむかつうのか。 いや、考えない様にしていたんだ。 これを言ったら「今まで」が全て壊れてしまうから。 そうだ、オレは・・・ 「大輔?」 「ヤマトさん、オレの前で他の人の話をしないで下さい」 「はあ?何言って・・・」 「オレは!貴方がオレ以外の人のことを笑いながら話しているなんて耐えられないんです!」 「だから?」 鈍い人だ。オレも鈍いって言われるけどこの人はそれ以上だ。 「つまり、こういうことです!」 オレはヤマトさんの顔を両手で掴み、口唇を押し付けた。 「んっ」 口唇が離れ、ヤマトさんの顔を盗み見る。 「なっ・・・なっ・・・」 顔をまっかにして口唇を押さえていた。 「ヤマト・・・さん?」 「なっ、何すんだよ!」 「キスのつもりです」 「そうじゃなくて、・・・どうしてこんなこと・・・」 「好きだからに決まってるじゃないですか!」 「大輔が、俺を?なんで・・・嫌ってたんじゃ・・・」 「嫌いだと思ってたけど本当は違ったんです」 「じゃあ何でいつも怒ってたんだよ」 「それは・・・」 「何だよ」 「ただのやきもちです」 「はあ?」 「だっていつも太一先輩やタケルと仲良さそうに話してて・・・ただの嫉妬・・・かっこわりぃ・・・」 少し笑ってヤマトさんの顔をみる。オレのこと、どう思ってるのか知りたくて・・・ 「ヤマトさん?」 ヤマトさんの顔はさっきよりずっと赤くなっていた。 「俺は・・・」 何かよくわからないがオレに対しての返事だろう。黙って聞くことにした。何を言われても。 「大輔は・・・いつも無鉄砲でバカでまぬけでどうしようもない、タケルとは違う、弟みたいに思ってた・・・」 やっぱり。わかっていたことだ。 むくわれるはずがない。でも弟と思っていてくれた。 それもさっきまでの話だが。 今までの関係は全て壊れる。 おかしくて笑いがこみあげた。言わなきゃよかったのか? でも後悔はしない。 オレはいつも前だけを見るって決めてるから。 「だから、オレはお前に嫌われるのが辛かった。・・・でも嫌ってなかったんだな」 「えっ・・・?」 何を言っているんだ?この人は。 「本当は弟に嫌われるのが辛いんじゃなくて・・・大輔だから・・・それにてっきり嫌われてると思ってたから・・・だから・・・好きだって言ってもらえて嬉しかった」 何だ?話が予想と違う方向に・・・ 「俺ってよく人に鈍感だって言われてたけど本当だな。やっと気づいたよ」 「えっ・・・」 それって・・・ 「俺、大輔のことが好きだ。弟じゃなくて、大輔のことが」 頭が真っ白だ。この人は今なんて・・・? 「それって・・・オレと同じ気持ちってことですか?」 「・・・しつこい奴だな。そう言ってるだろ」 「信じられません」 「・・・じゃあどうしたら信じてもらえるんだ?」 「・・・て下さい」 「何?」 「ヤマトさんからオレにキスして下さい!」 「なっ!」 自分で言っててかなり恥ずかしい。顔が熱い。しばらく黙って・・・ いきなりヤマトさんの顔が近づいて・・・口唇が・・・触れた? 「やっ・・・ヤマトさん!?」 「これでいいんだろ」 と言って横を向く。耳まで真っ赤だ。・・・かわいい。 「ヤマトさ〜ん、今、なんかしました?」 「は?だから、今・・・した・・・だろ・・・」 「聞こえません〜」 「・・・本当はわかってるんだろ!・・・こんなこと何回もできるかよ!」 また顔を赤くして言う。紅潮した頬がかわいらしい。思わずいじめたくなってしまう。 「ヤマトさん〜」 もう一度、頼みこむ。 「仕方ないなあ」 と少し照れながら、かわいらしい微笑みでオレを見た。 ふたりでやっと気づいたこの気持ち。いつまでも大切にしたい。この人の全てを知りたいから。 そしてオレ達はもう一度キスをした・・・
「やったわ!やっとよ〜!」 「本当に長かったですね・・・」 「あれ?伊織君、同性愛はOKなの?」 「本人達が幸せならいいかと・・・」 「ふうん、しかしとうとう誕生しちゃったね。甲斐性なしカップル」 「タケル・・・それきつい・・・」 「でも本当のことだし。それにボクからお兄ちゃんをとるんだからね・・・」 「(やばい、話題を変えよう)それにしてもいいなあ、恋人かあ。オレも久々に電話しようかな・・・」 「えっ!太一さんいるんですか!?」 「(しまった・・・)」 「おにいちゃん、長電話は厳禁よ」 「わかってるって・・・」 「いいなあ恋人。ボクも作ろうかなー」 『えっ!?』
えと、色んな意味でごめんなさい。 いや、一時的ブームだったんですよ。大ヤマ&ヤマ大が。 これを長々とメールで送りつけたのよね… ちなみに太一さんの恋人はミミです。 やはり当時一時的ブームだったんですよ、太ミミ。 恥さらしも終了したところで逃げます! まあ、すぐに今日の分を更新するから大して人目にはつかないでしょう!
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