「暗幕」日記DiaryINDEX|old|new
遠藤淑子『空のむこう』白泉社ジェッツ・コミックス bk1 「土地はあなたのものですが、国は民のものです 「空のむこう」の王子は、良い教育を受けていると思う。風土病に対抗するには信仰より特効薬を作る方が大事だと明言する彼は、しかし幼馴染みの少女が巫女シトゥラとして幽閉されるのを止められない。 国王となった(らしい)彼が、特効薬の研究を続けながら 「百年後か千年後か行けるさ必ず」と言う「空のむこう」とは、理想の国であり、亡き両親の国でもあり、シトゥラとなってもう会えないエーディンのいる国でもあるのだるう。
|