【夢の内容】ペンシルビルの5階の一室が仕事場で、階段を降りて帰路につく。2階にパン屋があり、昼食もそこのパンだったが空腹なのでまた一つ菓子パンを買う。近所の商店街で人形の服を自作するシリーズの最新刊が出ていたが水着特集で趣味ではない。見たことのない既刊を手にとると、砂色で統一されたリボンで人間サイズの靴を作ってディスプレイにつかっている巻があったのでそれともう一冊を買う。駅前のガードを潜ると別のパン屋があるはずだと、空腹を抱えた私の目の前に、きらきら光る鮮やかな緑色の池がとびこんだ。右手には光る小船の模型…と思ったがガラスビーズでつくった薬玉の飾りだった。アクリルの六角形の板にフラクタクル模様を閉じこめたようなオブジェは、ばねを組まれているかのように厚みが伸縮する。きらきらしいみやげものを一つは持って帰りたいと思いながら、うすぐらい自室では今の、真昼の野外ほどには輝くこともあるまいと躊躇している。