「暗幕」日記
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そばに他人がいるのに なんだかツンケンして当り散らして 何かこっちに含むことがあるのかと疑いも生まれるというもの なのに何があなたをそうさせているのか聞かせてもくれない それは少しずるいね
あなたに何かした覚えはない 少しずつ 自信を持つことに慣れた私は その自分の記憶を信じることもできる そしてもう一つ、それは私ではないという あなたの言葉を信じたら ほかにもう することがない
手に握っていた糸が するすると引かれて行く 端はもうすぐ 手から抜けて行くだろう 近いうちに思い出せなくもなるだろう その糸がどんな色をしていたかさえ
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