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「暗幕」日記

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2002年09月18日(水) 夢記録:猫が来た

【夢の内容】
庭に猫が二匹遊んでいる。見たことのない子ども猫だ。一匹は黒白ブチ、もう一匹はごま塩グレーの毛色でこの春に生まれたきょうだい猫だろう。

帰ってきたらまだ同じところで遊んでいた。人なつこい猫たちだ。親猫は迎えに来ないのだろうか。

よく見たら、胴体に青い布でピンタックのついた服を着せてあった。しかしどちらにも首輪はない。飼い猫らしい。困ったな、どこの猫ちゃんかわからない…。近所にはカラスもよく来る。仕方ないので母に断って家にあげて世話をすることにする。

寝ようと思ったら猫たちが布団の上ですでに寝ていた。起こさないように、つぶさないようにそーっと布団に入る。

夜中に目がさめた。今までのことは夢だったのかと心配になって猫をさがしたが、手のとどくところに二匹ともまったく同じ格好で無事で寝ていた。

朝起きたら、子猫が一匹増えていた。今度のは赤トラだ。

片手でひょいと抱き上げられるくらいの大きさの猫が三匹。家にいると寄ってくる。無視してると構ってほしくて頭突きをしてくる。足に、背中に、お尻に。

どうしたことか猫たちはちっとも大きくならない。寝ていると、ちゃんと息をしているか心配になってつい持ち上げてしまう。邪魔されて抗議の声で鳴く。ごめんよ。

家に来たときの、ピンタックのついた服を着て猫たちが転がっていた。顔はぬいぐるみで、縫い取りで顔が描いてあった。顔を覆っていた布をはずすと中からウサギの剥製が出てきた。
…そうだった…この子たちは、私が作った猫のぬいぐるみだったんた…。この数か月、皆で魔法をかけて念願の猫ぐらしの夢を見せてくれていたんだ…。


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