無断転載禁止 FC2ブックマークを含む、公開型(ソーシャル)ブックマークを使わないでください

「暗幕」日記

DiaryINDEXoldnew


2002年03月18日(月) 不審者の処理/人間の定義

自分が出した命令によって害された王

挿話は私の創作じゃありませんが出典が今わからない。
城門に深夜立ち戻った王は、門番に誰何された。王は答えることができない。さきほどたわむれかかった少女にさるぐつわを着せられたからだ。王は知らなかったことだが、城に近い草原で花摘みをしていた少女は、恋人を兵士に取られて戦死させられたので王に恨みを持っていた。
王は門番に銃殺された。名を問われて答えない者は不審者として殺せとは、他ならぬ王が出した命令だった。

自分のやったことは思いがけぬ速さで自分自身に返ってくる。
王はその命令を出したとき、誰何の声が聞こえない人、声が門番まで届かない人のことは落ちていたのだと思う。

たぶんこのコメントは、この話の趣旨に応えたものではないと思う。
実際はどんな話だったか忘れてしまった。覚えている限りを再構成したつもりなのだが。



人間の定義

人間とは、その地域・その時代のマジョリティが「こういうのが人間である」とぼんやりとみなす範囲内にあるヒトである。
私はときどき自分が人間かどうかわからなくなるのは、私はマイノリティーであるからである。私は自分が常に人間扱いされる確信を持てない。私を区別するのは私でない他人であって、私ではないので。


日記へのコメント掲示板

日記じゃんくしょん 

日記才人が、登録日記に対してコメントできる掲示板(テキスト風聞帳の日記才人版)をはじめた。当座コメント不許可にさせていただきました。風聞帳ひとつでさえ定期巡回しかねますので。この日記に関する感想はゲストブックか、日記でリンクしてコメントされない限り、気づかない可能性が高いです。


oldnew |梅矢 |MAILHOME

My追加

テキスト庵