minimum maximum
ねこのひげは、バランスよく。

2002年02月24日(日) 「ありがとう」の重み。

あたしはとにかく夜型人間で、翌日が6時起きだろうが休みだろうが、
やっぱりお布団に入る時間はおんなじ。
翌朝ツライとわかっていても、夜更かしはやめられない。

というわけで、今日もお布団に未練を残しつつ、一日の始まり。
昨日にも増して、お店は暇だった。
だからといって、堂々とカウンターで本を読んだりできるわけないので、
普段できないような大掃除を敢行。
年末?ってくらい、ホコリのオンパレード。
まるで、今日という日を待っていたかのように、
いさぎよくピカピカになっていく。

M崎さんが、めずらしく遅刻して来た。
そいえばけやき通りでロードレースがあって、交通規制をしてたなぁ。
その上、スピード違反で捕まったんだって。ご愁傷様です。

今日のあたしの受付本数は焼き増しも含めて4件。
少なっ!
でも、明日からはまた忙しい。

昨日の続きで、造形短大の写真科の卒制展を見に行く。
学生ならではの無茶な作品はなくて、どれもおとなしくまとまっていた。
物足りなさはちょっとあったけど、でも、上手い人は上手い。
人物を撮るとき、その人とカメラマンとの関係性は作品に表れる。
ある作品のおばあちゃんの表情は最高だった。
カメラマンの女の子の人柄までもが、くみ取れてしまいそうだった。
やっぱし写真っていいなぁ。

* * *

はなちゃんと夕食を食べる約束だったけど、体調がすぐれないみたいで、
軽ーくミスドでお茶をした。

期待と裏切り。
背中合わせなこの2つの感情と行為が、彼女を長い間悩ませていた。
勝手な期待をした方がバカだった、そんな風には思いたくない。
でも、結果的にそう思わざるを得ない結末を迎えてしまった。
信じてる人間や思想を否定することは怖いと思う。
それは、自分自身の否定とイコールでつながれてしまうから。
けれど、相手の底が見えきってしまった瞬間、
思い切って見切りをつけることも必要なんだろう。

あたしは切に願います。
はなちゃんが、一切のしがらみを切り離して、
「個」として次の一歩を踏み出してくれることを。
大丈夫。ちゃんとここから見ているから。

「ありがとう」をこんなにも重く感じたのは久しぶり。

* * *

キリンジの「P.D.M」
後半の、つきあげてくるようなせつなさ。
たまりません。


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ひろ [MAIL]

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