徒然草日記...至都

 

 

免疫学個人授業 - 2002年01月25日(金)

新潮文庫から出ている南伸坊の「免疫学個人授業」という本を読んだ。
免疫学の権威多田富雄先生との対談を通して素人向けに書かれた
免疫学への入門書といったところだろうか。
背表紙には「最先端の研究をやさしく楽しく勉強できる」とある。

免疫学を少しかじった程度の知識を持って読んだ感想は
前半楽勝、中盤ふむふむ、後半???、である。

此の本の本文は多田先生の講義を聞いた伸坊氏が
其の内容を咀嚼して自身の言葉で書き換えたものである。

では伸坊氏の書き方が分かりにくく多田先生の講義がわかりやすいのか?
というと、どうもそうではないらしい。
何故かというと巻末に文庫判おまけの講義と題した多田先生の文章が掲載されているが、此れが結構判りづらいのだ。
簡単に説明しているようでいて禅問答のようなイメージなのだ。
それとも簡単に説明しようとして
却ってそうでない処に入り込んでしまっているのだろうか。


...




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