徒然草日記...至都

 

 

管理者という職業 - 2002年01月18日(金)

実社会でもスポーツでも架空空間にでも管理者というのは常に存在する。
では管理者の役割とは何であろうか?存在意義と言い換えても良い。
管理者は常にわき役で有るべきというのが私の持論だ。

人は往々にして主役で有りたがる。
ほとんど全ての人が自分の人生では主役であろうとするし、
場合によっては他人の人生の上でも主役であろうとすることさえある。
主役は常に自分が中心であるから通常は周囲が良く見えていない事が多い。
おまけに自己中心主義が極まれると、ますますその事実に気づかない。
そして周囲を巻き込み、時によっては悲劇や喜劇を引き起こす事もある。

自分の会社或は属する世界に主役ばかりが居たらどうなるだろう?
常に混乱が存在しまとまりが無く
何か一つの事さえ遂行することが困難となるであろう。

で、わき役に徹する所謂管理者の存在が必要になってくる。
彼らは端から物事を見つめていて周囲の状況を良く見極め判断する。
混乱を無くし秩序を取り戻し或る決められた物事を遂行しようと管理する。

此れは或る社会が成り立つうえで必要不可欠な重要な存在であると思う。
しかし彼らは優れていれば優れているほど往々にして疎まれ煙たがられる。
それを損な役回りなどと思わずいられる事が管理者に必要な資質であろう。


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