右手拘束プレイな日々 - 2004年09月09日(木) ごきげんよう。レイナ女王様@循環器内科で心カテ(※注)三昧です。 相変わらず循環器はニガテだけど、ちょっと楽しくなってきたかしら?よしよし。 〔※心カテ:冠動脈(心臓を栄養する血管)にカテーテルという細い管を入れ、そこから造影剤を入れて動脈の写真を撮ったり、冠動脈を広げる治療をしたり、脈拍の伝導路をちょっと灼いたりする検査法ないし治療法。〕 心カテでは、大腿動脈、上腕動脈、橈骨動脈といった大きい動脈を傷つけることになるので、検査後は圧迫止血しなくてはいけません。 これがなかなかハードで、上腕動脈アプローチなら、肘に何やら浮き輪チックな素材感の圧迫バンドを嵌められ、その上骨折したときに使うようないわゆる副木に腕を固定されてしまうのです。あな恐ろしや。 副木は4時間で取れますが、バンドが外されるのは翌朝。 それまでは腕を曲げるの禁止!です。 しかも当病院では、右手からのアプローチ。右利きの人は大変です。 軽く拘束プレイな気分。。。 ←不謹慎 ※とは言え、腕だけならまだマシなのでした。検査後トイレに歩いて行けますし、起きあがって食事もOK。ところが大腿動脈からの場合には、足の付け根を固定された上、要ベッド上安静。当然トイレには行けないので、導尿です。腰も痛くなるし。 まあ何というか、動脈を傷つけることはそれだけ大変なことなんですね。 止血を確認できても、その後一週間は重い物を右手で持ったり、激しく動かすことを避けてくださいね、と患者さんには指導しています。 ところで先日カテを受けられた患者さん。 ご職業は三味線の先生です。 検査も無事終了し、すんなり退院なさったのですが。
|
|