何がほしいと聞いている大人たち 素直にほしいものを言えばいいじゃないか そうだろ?いつものように 泣いて願えば手に入れられるんだろ
でも本当に欲しいものは手に入れられたかい?
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貴方が欲しいのはその手
きれいな星でも美しい花でもないのよ
暗闇の中を駆けていく貴方を
導いてくれる手
「どしたの?なんか、怖い顔してる」 眠たげな顔をこすり彼女は言った。シーツを引っ張り顔を少しこちらに覗かせている。大きなその瞳は、こちらを見つめている。まるでこの前見た子猫のようだ。 「そうか?怖い顔は元からだろ。ほら、ちゃんとかぶらないとまた風邪引くぞ。」 上半身だけシーツをかぶった状態になっていて、下半身はほとんどむき出し状態だ。くの字に曲がった足をばたつかせて音を立てる。 いったい何時だろうか、海の水面近くに大きな月がボンヤリ浮かんでいる。どこかで小さな虫が鳴いている声がした。 自分はどうしてここにいるのだろうか。あの男は何故をここに連れてきたのか、いまだ分からずにいる。
「もお。ひねくれたことばっかり言って!ほら!!」 ほっそりとした白い両手で俺の頬をはさみ、彼女の顔に無理やり向ける。大きく開かれたその瞳は瞬きもせずただ俺の瞳を見つめている。 「ちゃんとみて。こっちをみて話して。」 「・・・見てる。そんなに怖い顔をするなよ。明日の稽古と手伝いのこと考えてたら、憂鬱になってきただけさ」 ベットについていた手を上げ彼女の頬に、手をかける。 「手伝ってあげるよ。私なんでもできるもん。」 彼女はそういって俺の腕にしがみつき頭をうずめる。
純粋なこころ
そんなことを彼女は教えてくれる。
心の天秤はまたゆれて
夜は過ぎる。
目が痒い。耳が痒い。 耳が痒くて医者に行ったら乾燥肌のせいだといわれました。顔にとどまらずこんなところまで・・・・!!かゆい!!!
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