僕の空を探しに...星砂

 

 

2002年02月13日(水)

君と僕




ついに・・・
今日は起きあがる事ができなくなったよ
しかたないから ずっと眠っている事にしたんだ

夢を見たよ

たかが夢なのに起きたら心が重いんだ

今 こうして書いていて頭も体も全てが重いんだ




君は言った

「しっかり後を付いてこいよ」

僕は頷く

僕は・・・
いつも君の背中を見ていた
君の顔を見る事はあまりなかったな
躓いても転んでも 君は振り向いてはくれなかった
前だけを見て急ぎ足で いつも歩いてた


ある日・・・

僕は又 転んでしまった
待っていたんだよ
君が気づいてくれる事を

痛かった膝をさすりながら やっと顔をあげた僕
君は もう いなかった

迷子・・・

僕は彷徨った
君を探して

何日 彷徨ったかな 
君の足跡を見つけた
僕は走ったよ 君に追いつこうと
走って 走って 走って・・・

見つけた

やっと追いついた

声をかける僕

振り向いた君は
僕を覚えていなかった
唖然とする僕の目に映ったもの
もう一人の僕
いや・・・違う
僕とは全く違う誰か




あれから

僕は更に臆病になった

そんな僕を救おうと
手を差し伸べてくれる人もいるのに
僕は・・・

僕は不安に渦巻いて
身動きがとれないんだ

不安で不安で不安で・・・

寂しくて・・・怖くて

僕は自分で自分を破壊する寸前さ

破壊する方法を君はしっているかい
簡単だよ
僕の胸にあるスイッチをONにすればいいんだ

でも

僕は怖がりだから それができないんだ
スイッチひとつ押してしまえば楽になれるかもしれないのに
僕はそれができない

こんな事でスイッチを押してはいけない
そう思う自分もいるんだ



君は相変わらず くったくのない笑顔で
旅を続けているかい

僕は・・・

僕は・・・

あの 土砂降りの雨の日に戻って
汚れた服を脱ぎ捨てようかと思う

不安が消えるとは思ってないけど
不安は増すかもしれないけれど
僕に汚れた服は重すぎるんだ


もうすぐ春が来る・・・ 


...



 

 

 

 


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