新古今東西お笑い見聞録



ピンコント一考

2002年01月23日(水)

私は陣内智則を非常に注目しています。
彼のネタのセンスは独特ですばらしいと思うのです。
日常と非日常の間で実は少し何かが違えばありそうなことを
客観的に見せるというところが好きなのです。

さて話しは少し変わりますが
私はコントは嫌いです。
漫才は見ますがコントはまったくといって
いいほど見ることはありません。
その理由として漫才は客との会話で成り立つもので
コンビ二人で喋っているように見えますが
実は客との間の取り方にあると思うからです。

しかしコントは舞台の上での小劇であり
そこにはその上の世界観だけしかなく
客はその世界に自ら入って行かないと笑えないのです。
っということはその世界観がわからなければ笑えないと
いうことになりるからです。

ついて行けない方が悪いといえばそれまでなのですが
私はついてきてもらうよりも、ついてこさせる漫才を
評価したいと思っています。

さて話は戻って陣内智則のコントなのですが
相方のいない漫才という感覚でどうでしょうか。
AV機材を使いそこから現れるものにツッコミをいれる。
あらかじめ用意された意表を突く、もしくは期待どおりの
ボケにツッコミを入れる。
このスタイルは彼独特のスタイルと思います。

最近このスタイルを真似てかAVシステムを使った
ピンコントが増えてきたと思います。
しかしもっと研究をして作り上げないと
ただ音を鳴らしているだけの効果しかなくなるようなきがします。

その辺をふまえてコントを見ていってはどうでしょうか。

さて次回は・・・・また考えます

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