2005年09月26日(月) |
ホワイトバンドについて |
あたしは、大学院卒でもなければ文系が大の得意ってわけでもない。
証拠も無かったら分析力も無い。
だから、自分の思いを皆が納得する形で説明できひんやろうけど
ちょっと思う事があるので頑張って書いてみます。
ホワイトバンドが良くも悪くも話題に上がる。
そしたら「何で話題に上がるんかな」って知りたくなる。
ボランティアや募金活動などが必要な国などの実情を知ったら
何かできるかな?って考えれる人がきっと増えていく。
そして共感できる人が多い運動はどんどん大きく力を増す。
難しい事は出来ないけれど、簡単な事なら私にも、僕にも、と。
ワンクリック募金もホワイトバンドも、目的は大きく一つ。
「どこかで困ってる人を助けてあげたい。」
そこにつけこむ悪い人達はやっつけないといけないけれど
やり方が違うだけなら"そういう方法もあるんやね"と認め合えばいい。
別に皆、悪い事をしようってんじゃないんだからね。
自分の正義を中途半端に押し付けあってる間に時間が過ぎていく。
3秒に1人死んでるーって言うてんのになぁ。
あたしはワンクリックもホワイトバンドもドラえもん募金も
コンビニにあるユニセフ募金箱にも参加するよ。
なんつーか、それぐらいしかできひんねん。
色んな事、思ってはいるけどな。
今の生活を切り裂いて困ってる人達のため人生を捧げるほどの
勇気は無いねん。
所詮自分が可愛いねん。
偽善者やなぁって思うし、わかってる。
申し訳ないなぁ、悪いなぁって思う。
口だけでは何ぼでも言えるのにな。
こんだけ色々考えれるんやったらつべこべ言わずに現地へ飛んで
なんか小さい事でもええわ、手伝いでもしたらええねんって
自分に対して思う。
でもそこまでは出来ひんのん。
だから色んな方法で困ってる人が助かった方がいいねんよ。
…これじゃ単純すぎてダメなんやろうかいな?
どこかで困ってるったって、それは貧困だけが理由ちゃうからね。
だから色んな方法で参加できたらそれでええやん?
・・・って、やっぱ単純かな(笑)
少し前に聞いたこんな話があります。
日々の生活が苦しく大変なエチオピアの人々に対して出来る事を
考えた末、農作物が育つ土壌に仕上げ、自分たちで自給自足の生活を
出来る状態にしていく手伝いをしよう!と活動する団体があった。
その土地に合う苗木や若木を植林して、少しずつ荒れた土地を再生していくのだ!と。
木が育つためには、育てる人が必要だけど、そこらへんの教養が追いつかなかった土地では、
植えた若木を引っこ抜いて薪にして燃やし、苗木は植えられる事も無く
捨てられてしまったそうです。
何とか地に根を張った木々も、ほんのわずか(3割程度)だったとか。
これを聞くとお金だけではない、教養、そして意思を育てる必要があるなと。
長い先を見て今を生きる余裕も要るなと思う。
ホワイトバンド、1つ300円。
この「300円」について色んな声が聞かれます。
内訳が先日アップされました。 → http://hottokenai.jp/index.html
【44%:世界の貧困をなくすための活動費】
広報活動費(媒体制作費、デザイン費、編集費等) 、媒体費(メディアの活用) 、イベント制作費、番組制作費、WEB製作・メンテナンス費、ホワイトバンド問合せ対応等事務局費、政策研究・調査、アドボカシー活動、市民社会組織のネットワーク構築、貧困の解消に向けた取り組みに関する啓発活動(地球市民教育・開発教育を含む)
【23%:ホワイトバンド原価および製作経費】
ホワイトバンド製作費、台紙・パッケージ・梱包材制作費、ホワイトバンドと台紙デザイン費、店頭ディスプレイボックス製作費、梱包作業費、物流費(海外工場から日本側倉庫輸送費、関税、通関費など) 、ホワイトバンド製作・企画管理費(工場視察・工場選定・品質管理・生産システム構築・倫理チェックど) 、管理保険・PL保険
【33%:ホワイトバンド流通費】
流通輸送費(倉庫→卸→小売)、倉庫費(倉庫保管料・入庫料・出庫料・検品料など)、販売店手数料(卸/小売)、流通システム構築費
ホワイトバンドの売上の半分弱は世界の貧困をなくすための 活動費に使われます。この「世界の貧困をなくすための活動」は、現地での直接的な支援活動ではなく、今後「貧困をなくす政策をみんなが選択」できるようにする情報や意識の共有と、途上国を含む変革の担い手の活動を支援するために使われる予定です。「世界の貧困をなくすための活動」については、以下をご参照ください。ホワイトバンドをNGOから購入した場合は、NGOの活動支援になります。
これを知った人の中から今まで以上に色んな意見が出ています。
賛否両論
誹謗中傷
アンチホワイトバンド
ホワイトバンド教信者を目覚めさせる言葉
・・・
なんでさぁ、こうなるんやろうね。
CM(もしくはプロモーション動画)が悪かったんかなぁ。
「3秒に1人、貧困によって子供が死んでいる」
とアピールした後に、ホワイトバンドが登場しちゃうとそれを買った収益で
1人でも多くの子供が助かる!と率直に思うよね。
CMっつーのは短い時間で強烈なイメージを与えるんだから、
間違った認識を持ってしまうような物は良くない。メディアの力をちゃんと考えて行わないとね。
たしかに子供が死んでるんやったらホワイトバンド買ってあげるから
そのお金を使ってその子達を助けてあげて!
って、思う。思った。思ってた。まだ思ってるよ。
だけどさ、エチオピアの木の話も、メディアの力の事も
ワンクリック募金の種類の多さも別の国のバンドの価格も
強く話題にならなかったら知る機会も無かったかも知れへん。
貧困に強く悩まされている国のことを知れただけでも
キャンペーンは成功してると思ったりもするんだけどね。
知らせた後、知った人がどう動くかを押し付けてはいけない。
批判してもいけない。
思うことがあるのなら、論議が必要やんな。誹謗中傷とちゃう。
認めあい、その上で違いを伝えあうべき。感情的にはならない。
また感情的にさせるような言葉を書いてもいかんよ。
難しい言葉並べて書きたててあったら、つまらんねん。
後味悪いしなぁ。
つべこべ言わず、できる事ある!と思ったら、それをしようぜ。
ワンクリック募金は → こちら
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