ちぃの日記

2003年07月13日(日)  引越し当日-色んな出来事。

前日に約7年間もの想い出に長い間浸っていたせいか

全然荷物がまとまっていない状態で引越しとなりました(汗)

当日は保育所で知り合った家族のパパさんと

あたしの父親・母親・妹2人と、旦那の妹と彼氏、

そしてあたし達、の合計9名で自分達で荷物を運ぶ事にしました。

チビ達は手伝いに来てくれてる家族のママさんが預かってくれて助かった〜!


引越し屋に頼めばよかったのかも知れないんだけど

なんせ移動距離が200mぐらいだったので、皆の助けを借りる事に(笑)

雨が降る中荷物をまとめながら運ぶ作業だったので皆様に苦労をかけました(汗)

手伝ってくれた皆、ありがとうございました★


どんどん荷物が運ばれて片付いていく部屋を見て

引越し作業が進む事を喜びながらも、出て行く事に対して寂しい気持ちになったり。

複雑な心境でした。

夕方の日も落ちた頃、全ての荷物が運び出され

住み慣れた家の最後の掃除も済ませた後、隣に住んでいたおばあちゃんに

「今日でお引越しします」と挨拶をしに行きました。

70歳を超えるおばあちゃんは1人暮らしで、いつもあたしを孫のように

そして子供をひ孫のように扱ってくださって大好きだったのに、お別れ。

おばあちゃんはあたしが子育てに自信を無くしたりして疲れてる時偶然に会うと

「子供らしい子供を育てるのが上手!」とか

「挨拶をきちんと出来る子に育てて偉い!」とか

「あなたの頑張りはおチビちゃんたちがちゃんと見てるから大丈夫!」とか

いつも心にスッと入ってくるステキな言葉をとてもタイミングよくかけてくれて

精神的に何度も何度も助けられたのです。

そんなステキなおばあちゃんと、隣人の関係でいるのも今日が最後だと思うと

出て行くのは自分達なのにとてもとても悲しくなって涙で声がでませんでした。

そんなあたしの頭をポンポンとなでてくれて

「偉かったねー、これからも頑張って!」と。

「あなたはあたしの孫なんだからね?絶対遊びに来なさいね?約束よ?」と。

いつもやかましくしていたあたし達に嫌な顔一つせずに

優しく接してくれた、大好きだったおばあちゃん。

連絡先を交換して、また会う約束もして。

とてもステキなお別れができました。

隣人と接する機会が少ないと言われる都会と呼べる町に住むあたし達ですが

近づきすぎず離れすぎず、でもステキなご近所づきあいができました。

「おばあちゃんがお隣さんで良かったです、本当にありがとう」って

号泣しかけながらもちゃんと言えた自分を褒めたいです(笑)


感傷に浸りつつ新居に戻るとそこはダンボールの山でした(笑)

寝る部屋だけは確保していたものの、残りの部屋は全滅(笑)

そしてあたしは翌日から出勤、子供達も新しい場所から保育所と学校へ

通い始めるので必需品となるものだけを探し出し、布団に入ったらAM2:30でした…



「さー寝れるぞー、今日は疲れたなー、明日は初出勤かー…

 しかし色んな事あったなー、明日起きれるかなぁ…」

とか布団の中で思ってたら携帯がブルブル震え、着信してるではありませんか。

保育所つながりの友人でした。

こんな夜中になんじゃいぃぃ、と思いつつ、半分寝ぼけながら

「も、もしもし?!」と出ると、なんと…



「もうなー、生きる事に疲れたっ。バイバイっ。」

ガチャ。

プープープープープー…



もうね、飛び起きましたね。

慌ててかけ直すと出てくれたのはいいのですが

「疲れたって言うてるやんか!ほっといてよ!」と。

ぐぉー!なんやねん!と思って手短に質問してみました。

「あんたな、何言うてるんよ、とりあえず今ドコにおるん?!」



ガチャ。プープープー…

再度かけ直すと電源切ってるし(泣)



ここで書いていいのかどうかわかりませんが

その友人は自傷癖があり、先日救急車のお世話になったばかりという事もあり

そんな電話の内容だったのが心配で心配で…(泣)

根気よく30分ほどリダイヤルしていると突然繋がりまして

「悪いけどかでぃんママと話す事は二度とないと思う。バイバイ。」と。

「あかん。やめて。そんなんイヤやから。今どこにおるの!?」と問うと

「バイバイ。」と言い残し、その電話は又切れました。


プッチーン(怒)&ガーン(呆然)&アタフタ(焦)


なんつーかやね。

夜中に電話してくる事があかんって事を言いたいのとちゃうねんな。

なんでそんなに辛くなるまで連絡くれないんじゃい!

ほっとけって言われてほっとけるわけがない状態って事に

本人が気づけない精神状態であることが辛いん!ってトコですね(T▽T)尸~



その後、電話をかけてきた友人の側に親友が居たらしく電話をくれて、

「この後は私が見守るから安心して寝てください(泣)」と連絡が入ったので寝れましたが

電話もらった後死んでたらどうしようかと本気で悩みました…(T△T)



浮き沈みが激しい精神状態をコントロールする力をなくした友人は

これまた色んな辛い出来事が重なってしまって更に疲れてしまってたようで。

そしてそれを吐き出す相手としてここ最近あたしを選んでくれてたのだけど

吐き出す前に潰れかかってたようです。

後から聞いたら「死ぬつもりやったかもしれん」と。

もーー(泣)

溜め込んで辛い時、話を聞いてやる事はできる。その時間を惜しいとは思わない。

いつでも話してくれたらいい。それで楽になる事はわかってるつもりやから。

と言いました。

そして言いたくても言えない事は

「せやけどやなぁ、死ぬ事だけには同意できひんぞ、絶対認めへんからなぁぁあ。

 生きたくても生きられない人が大勢おるんやからぁ。

 命の尊さをちゃんと把握しなあかん、自分で命を絶ったらあかんてー(T△T)」

コレ。今の彼女にはコレは言っちゃダメなようです。

死ぬ事さえもを否定したら彼女に何も残らない気がします。

いつでも死ねるから今を頑張る、ってトコまで来てる感じだから。




…深い話ですね(汗)



つーかね?

死にたがってる人の精神状態が、極限に来てるとこでコントロールする力が

あたしにあるのでしょうか??


絶対に、無いぞ。


「死ぬな!」と止めて欲しいから電話してくれたと思いたいところです。

人生最後にかける電話の相手としてあたしを選んだ(選んでくれた?)事。

こ、この重さは…あたしに処理しきれない気が…しなくもない…。


あんまり頑張ったらあかんねんで、きっとなー。

頑張らなあかん事わかってるけどな。ボチボチやっていきや。って感じかな。

そして極限状態になる前に、話してくれないと。

死ぬつもりになってる時にはもう、助ける事は不可能に近いって事に気づいて欲しい。

あたしに解決して欲しい問題を相談してるんじゃないもんね。

「聞いて欲しいだけ」な状態だってのはわかってるから。


…長すぎる1日でした。


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