時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2016年02月15日(月) 覆面7Bブロック推理経過3(仕切り直し)

予告通り戻ってきました、Bブロック!

最後に消去法で当てはめ、「ずいぶん違うけど、きっと渾身のフェイク!」で無理やり片付けた五十鈴さん=11が、いくらなんでも文体違いすぎる気がして、ずっと気になってたので……(^^;)
最後の1人が合わなかった時に『きっとフェイクだから!』で強引に片付けた推理が、これまで合っていたためしはない!

ここ、最初のブロックだったので、後のほうで時間が無くならないよう、とにかく大急ぎで進めてしまったんですが、今にして思えば、ここの結果って、他のブロックだったら仮配置に当たるものでしたね……(^^;)

まずは、その、見直し予定の第一次回答をぺたり。

B01 君は光             小高まあなさん
B02 百八代魔王と勇者の関係性    恵陽さん
B03 あたしは太陽          曽野十瓜さん
B04 ダンジョンマスター       みずきあかねさん
B05 聖女とロザリオ         彩真創さん
B06 クビをキレ           木菟みるくさん
B07 Luz del amor          彩芭つづりさん
B08 メガネ男子と虹の空       生駒美汐さん
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※注)並木空さん
B10 龍呼舞             藍間真珠さん
B11 祈跡満つ            五十鈴スミレさん


ここで、私が五十鈴さんを11に当てはめた時の日記を振り返ってみます。

******
『ここさえ組み合わさってしまえば、全部、きれいにパズルがはまるんですよね……。
そういう期待で目を曇らせちゃうと失敗することが多いんだけど、でも、当てはめたいなあ……。
当てはめていいかな? いいとも!(←心の中の探偵と悪魔の問答)』
******

これはひどい! 完全に敗北フラグ!(笑)
いつもこれで失敗してるのに、性懲りもなく、また悪魔の誘惑に負けてた私……(^^;)
いっつも、この誘惑に負けて失敗するんですよね……。
わかってるんですけど、わかってるんですけど、毎度毎度、悪魔の囁きに屈してしまう……(^^ゞ

見直したいのは、問題の五十鈴さんの他、五十鈴さんと逆かもしれない疑惑が拭い切れない曽野さん、何の証拠もなく『っぽい』とか『匂い』だけで当てはめてしまったままの恵陽さん、あかねさん、そして、もしかしたら五十鈴さんと連動して移動があるかもしれない藍間さん。

なにしろ、藍間さんについては、自分の日記を読み返すと、漢字変換などの物証は明らかに違うと言っているのに、萌え傾向だけで無理やり当てはめてたので……(^^;)
(←ここも敗北フラグ!)

というわけで、まずは、一番自信がなかった五十鈴さんを検証すべく、五十鈴さんの文章をじっくり眺めた上でBブロック作品を見直していきます。
すると、候補に上がってきたのが10。

五十鈴さん候補として10が浮かんだきっかけは、『ブツリ、と音がして』『フイ、と』『スッと』 など、カタカナのオノマトペと、その際の読点使いです。
『ぶつりと音がして』でも『ぶつり、と、音がして』でも『ふいと』でもなく↑の表記。
10には、他にも、『きらきらと』ではない『キラリ、キラリと』から始まって、
ピタリと ヒラヒラリと クシャリと  シャラリと ケロリと ブラリと ポツリ
など、最後にリがつくカタカナのオノマトペが非常に多いです。

そして、五十鈴さんのサイトにも、『くすっと』でも『クスっと』でもない『クスリと』、『ひやっと』や『びくっと』ではない『ヒヤリ、と』『ビクリと』など、同様のオノマトペがけっこうな確率であります(もちろんそうでないのもあるけど)。

で、その際の読点も、『ヒヤリ、と』『ケロリ、と』となる場合が多々あって(『ヒヤリと』『クスリと』『にこりと』等の場合もあるけど)、この読点の使い方は、藍間さんにはあまり見られません。

片仮名率と『〜り』率については、藍間さんも『ふらりと』『ふわりと』等を使うけど平仮名である率が高いです(『カツリと靴を鳴らす』など片仮名のケースもあるけど確率低め)。

これをきっかけに10に目をつけて、よく見比べてみると、文章自体も類似点が。
『どちらにも見える、という言葉』(←10より)みたいな読点の使い方。
(五十鈴さん文例:『それくらいなら、とうなずいてしまった』)
『私は理解していた』とか『初めて楽しみに思えた』とか『私は残念に思った』とか、ストレートに書くところ。
上記の例文は全部10から持ってきたものですが、五十鈴さんは内容に比して言葉数が少ない作風なので、よくこういう端的な書き方をしているように思います。
10で見かけた『けれど声も言葉も真剣で。』『胸に手を持っていき。』みたいな連体止め(?)も、五十鈴さんも効果的に多用しています。
10にあった『距離を詰める』という言い回しも、珍しくはないけど五十鈴さんのサイトで同じニュアンスで使われてるのを複数見かけたし、これも珍しくないけど『口づけ』という変換も。

どれも単独では珍しくないものばかりだけど、他の誰も書かないような変わった文章ばかり書く人なんてそうそういるもんじゃなし、かなり似てることには間違いないかと。

というわけで、10は藍間さんではなく五十鈴さんだった!
考えてみれば、10は、確かに藍間さんが好きそうな要素がいっぱいだけど、だからといって、イコール藍間さんが書いたとは限らないですよね。
よっぽどの特殊嗜好じゃないかぎり……(^^;)
(例えば、世の中にある私好みの作品が全部私の作品だったら、日本の文学界はすごいことに!(笑))

よし、最後の一箇所、五十鈴さん=11が合わないという問題は、これで解決!

じゃあ、空いた11は誰が書いたのか?
今、シャッフルの場に出ているのは、藍間さん、曽野さん、恵陽さん、あかねさん。

Bブロックを見直すそもそものきっかけは、五十鈴さん=11があまりにも合っていないことによる『曽野さんと五十鈴さんが逆である疑惑』だったので、ここで曽野さんを11に当てはめられてしまえば、順当ぽいのですが……、これ、やっぱり私には、曽野さんには見えない。
ちなみに、この時点で念のため読み返してみた03(現・曽野さん候補)は、やっぱり、女子中学生の着ぐるみを着た曽野さんに見えました。

首をひねりつつ、11をじっくり読み込むと、なんとなく、恵陽さんに見えなくもないような……?
11、漢字変換とか語彙とか、いかにもなフェイク臭があるのですが、フェイク臭によるマスキングの下から、恵陽さんっぽい匂いがしてこないでもないような……?

細かく見比べてみると、確かにいろいろ似てるんです。びっくりするほど共通点ある。
古めかしい言葉遣いの数々はいかにもフェイクっぽいですが、恵陽さんは、ライトなノリの作品でも、実はかなり古めかしかったり格調高かったりする単語や言い回しを使うことが、たまにあります。
『警備の兵とて数はあれど』とか『何事か発しようと口を開き』とか『誰あろう』とか、キャラのしゃべり口調は親しみやすく砕けてるわりに、地の文は時々意外と重々しい。
だから、書こうと思えば11みたいなのも書けそうな方ではあります。
読点のリズム始め、文章の匂いも、やっぱりちょっと似てるかも……?

で、検証してみた結果、こまかな類似がどんどん出てきた……はずなのですが、メモしておかなかったので忘れてしまいました。
でも、後述しますが、実はもう恵陽さん=11説は取り下げ予定なので、忘れてしまった細かな類似は、今はあらためて掘り返さないで、次に行きます。

さて、いったんはここで恵陽さんを11に置いたので、残るは藍間さん、曽野さん、あかねさんと02、03、04になりました。
……が。
この組み合わせって、やっぱり無理がありません?
曽野さん、あかねさんはいいけど、藍間さんがどこにもいないような……?

ここで、藍間さんの候補を増やすべく、01=まあなさんを疑ってみることに。
……再検証の結果、やっぱりこれはまあなさんです。

根拠は、まず、『●●してもねー』という長音使い。

恐る恐る尋ねると、
「本当ですよ」
 あっさりと言葉を返された。

という台詞前後の処理。

サイトにも

 私は笑ってそう言うと、
「今後とも」
 付け足した。

 そうこうしていると、
「真緒」
 いつものように隆二さんがやってくる。

などがたくさんありました。

これ、実は全然珍しくなくて、例えばあかねさんにも

 〜〜その時、
「今日はよろしく」
 聞き覚えがある声がした。

……などの例があるのですが、あかねさんはこの同じ手法を別の作品に当てはめる根拠の一つにしてる(そして別の根拠でこの作品には当てはまらない)ので、ここでは除外。
すごく珍しくはないけど、やらない人はやらない手法なので、多少の補強材料にはなるかと。

接続詞の後に読点が来る率が高いのも似てるし、その他、文体の類似が無視できないレベル。

探偵としては気にならずにはいられない『ーー』(←二連ダッシュの代わりに長音記号二連使い)とか『云う』は、フェイクでしょう。
まあなさん、短時間で書いたらしいですが、このフェイクなら、時間がなくても簡単に出来ますから。

まあなさん=01を一応疑ってみたのは、サイトの既存作品とあまりにも設定が被ってるのがかえって心配だったからで、否定材料とも肯定材料ともどっちとも取れてしまうこれが今回は肯定材料だったんだと思うことにしておきます。

というわけで、藍間さん候補を増やす試みは挫折。

さらに、生駒さんも見なおしてみるも、やっぱり眼鏡男子であることを再確認するに終わる。
みるくさんも一応見なおしてみるも、ここも、やっぱりクビだろうという確信が深まるという結果に終わる。
何か物証あったはずなんだけど、メモしておかなかったので忘れちゃったんですが、前の推理結果から変更ナシだから、もういいですよね。
これが他の人だとは考えられない、ありえない。

あ、そうそう、一部算用数字を使うこともあるという点は確認してOKでした。
そういえば、生駒さんも一部算用数字使うんだけど、どういう時に使ってどういう時に使わないか確認して、合ってると思いました。

結局、藍間さん候補は増やせなかったので、こうなったら、やっぱり、藍間さんは02、03、04の中から選ばなきゃいけないのか?
私の中では03曽野さん、04あかねさんだから、そうすると自動的に02になっちゃうんだけど、ちょっとそれは、あんまりにも不似合いでは……?
もしかして、恵陽さんを動かす必要無かった?

もしかして、02ではなく03か04が藍間さんなのか?

だとしたら、曽野さんかあかねさんのどっちかが02ってことになるけど……。

でも、私には、曽野さんが02だとはどうしても思えない。
03でない可能性はあるけど、02ってことはないと思う。(理由は自分でもよくわかんないけど!)

だったら、あかねさんを見直す?

そう思って、あかねさん=02を試す前に、まだあまり検証してなかった現時点での組み合わせ、あかねさん=04を再検証してみることに。

結果。
……やっぱ、あかねさん、ここでいいんじゃない?

さっきまあなさんとの比較で上げた、台詞前後の処理。
ハズレとかケガとかの片仮名表記。(あかねさんのサイトに『アタリ』が有り。当たりがアタリなら外れはハズレでしょう)
ため息、気怠い、のんき、何故、いい、是非とも、褒め讃える等の変換。
特に『褒め讃える』(ほめるとたたえる、それぞれに褒める・誉める、讃える・称える・賛える・頌えるというバリエーションがあって何通りもの組み合わせが可能な中での一致)はポイント高いですね。

じゃあ、やっぱり、藍間さんが02になるしかないのか……?
それを検証する前に、恵陽さん=11説を疑うほうがいいのでは?
恵陽さんはもともと02にしてあったわけで、むしろそっちのほうが私にとっては自然なんだし。

というわけで、これから、藍間さんと恵陽さん、02と11を見比べて、藍間さん=11の証拠があればそれで確定します。
曽野さんと五十鈴さんが逆かもしれない疑惑でBブロックの見直しを始めたはずなのに、曽野さんは03からぴくりとも動かず、なぜか藍間さんと恵陽さんが一騎討ちという予想外の事態に!

新しい仮配置をぺたり。

B01 君は光             小高まあなさん
B02 百八代魔王と勇者の関係性    恵陽さんか藍間さん
B03 あたしは太陽          曽野十瓜さん
B04 ダンジョンマスター       みずきあかねさん
B05 聖女とロザリオ         彩真創さん
B06 クビをキレ           木菟みるくさん
B07 Luz del amor          彩芭つづりさん
B08 メガネ男子と虹の空       生駒美汐さん
B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※注)並木空さん
B10 龍呼舞             五十鈴スミレさん
B11 祈跡満つ            藍間さんか恵陽さん


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