時々管理日誌
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2015年12月31日(木) 覆面7Dブロック推理経過(その2)

しばらく推理する時間がないと思うので、とりあえずDブロックのここまでの経過をまとめておきます。
まず、前回(24日)の仮配置をぺたり。

D01 セイシした闇の中で            水城さんか耀華さん?
D02 ずっと一緒でいてね(※注)        水城さんか耀華さん?
D03 ね、あなたの笑顔も食べたいな       天菜さん
D04 人間スープはキスの味がした        土岐さん
D05 嘘つきな唇(※注)            ロッカさん?
D06 佳人薄明                 盲管さん
D07 Over the Rainbow:いつか輝ける虹の下で 彪峰さん?
D08 R18-G<1>                アヤキリュウさん?
D09 夏の虫                  琴子さん
D10 ひかりのかみ               あまねさん
D11 多眼の種                 だもさん
D12 ゲーム世界に転生して神になったと思ったが、どうやら勘違いだったようです。捺さん

第一印象や作風イメージ・場外推理(笑)で8人が埋まった後、01、02、08、10をアヤキリュウさん、水城翼さん、耀華さん、ロッカさんで分けることになったのですが、この四人のうち、漢字をかなりの率で閉じてるのがアヤキさんとロッカさん。それと比較すると開き気味(でも、捺さんや琴子さんほどではない)なのが水城さんと耀華さん。
で、作品で漢字率が高いのは05と08、平仮名率が高いのは01と02なので、まず四人を2グループに分けました。
そして、まず05と08&アヤキさんとロッカさんを見比べたら、あきらかに05がロッカさんっぽい……。

05は暗い内容なんだけど、夜の町に流れるピアノの音色のせいか、弟君の美形描写のせいか、硬質な言葉選びのせいか、なんとなくきらびやかさが感じられます。
闇の中に宝石が煌めいてるみたいな?
そんな、どことなく若々しいキラキラ・ダークが、ロッカさんのような気がしました。

具体的な部分では、漢字の開き加減や『眼』という変換が合ってます。
それから、語彙が豊富で、難しめ・硬めの熟語も躊躇いなく使う傾向があるようで(05でいえば『払拭する』とか『熟視する』とか『蠱惑的』とか『路傍』とか『暗澹たる』とか『緩慢に』とか、別に一個一個がすごく難しいというのではないのですが、もっと平たい言い方もすれば出来るところで、いちいち硬めの熟語を選んでいる)、参考作品として読ませて頂いた『シーガル』参加作品にも『驚倒した』というあまり見かけない言い回しがあったり、『疲れた』と書かずにあえて『困憊した』という言葉を選ぶなど、そういうのが個性なのかなあ、と。

アヤキさんの08には、そこまで積極的な理由や確信があるわけじゃないんだけど、漢字変換とか、おおよそ合ってるし、アヤキさんになら、作風が幅広いので、こういうものも書けそうな気がしました。

で、次に01と02、水城さんと耀華さんを見比べてみることにし、これでこのお二人が上手くハマれば一件落着だな、ありえない組み合わせではないな、この2作とこのお二人だったら01が耀華さんで02が水城さんかなあ……と、ここまで考えていたのですが。

実際にこの2作とお二人を見比べてみると、01=耀華さんは、まあアリかなと思ったのですが、02は、よく見ると水城さんとは何か違うような……。
内容はともかく、文章に、なんか水城さんっぽさがないような……。

ということは、01、02と水城さん、耀華さんという組み合わせが、そもそも間違っていた?
じゃあ、もっと前の段階から見直す必要がある?

というわけで、ここでいったん、今までろくに検証せずに放置していた鉄板組、第一印象組を見なおしてみることにしました。

でも、03=天菜さん、04=土岐さん、06=盲管さんは、私の中では(たぶん私だけじゃなく他の多くのみなさんの中でも)不動です!

天菜さんの理由は前回書きましたが、土岐さんの理由は、まず、『作品から感じた色合いみたいなものが土岐さん色だった!』としか……(^^ゞ
一応検証してみると、漢字変換も逐一合ってるので、補強材料も十分です。

ところで、これ、氷砂糖が、とっても不潔に描かれていますよね。
もしかして、これ、土岐さんは以前、仲間内の覆面企画で、ご本人は不味そうな食べ物を出したつもりの時さえ『食べ物が美味しそう』で当てられたので、今度こそ頑張って間違いなく不味そうなものを出してみたとか?(笑)
でも、読んでる時は「げげっ、汚なっ!」と思うけど(笑)、読み終わってから残るイメージは、やっぱり、切ない透明感や儚い薄甘さであって、決して不潔感じゃないのが不思議……。
作品自体も、そうですね。
大変汚らしい世界なんだけど、後味は、透き通った氷砂糖のような切ない透明感なんですよね……。
やっぱり土岐さん色……。

というわけで、ここも動かせません。

そして、盲管さん。
これはやっぱり、盲管さんです。
なんでそう思ったかというと、なんとなく、以前の参加作『磐縒姫』を彷彿とさせるから、かな?
あと、強く気高く美しい、凛として清冽な女性の存在感。
そもそも、他の誰にこれが書けるというのか。

本当はちゃんと盲管さんだと思う理由を具体的に述べたいのですが、土岐さんにしろ天菜さんにしろ、私にとって鉄板な人たちは、総じて「だって◯◯さんだから!」とか、匂いがしたとか色合いが似てたとか、そういう理由しか言えない気がします。
後付けで「それに漢字変換も合ってるし!」とか、「◯◯が■■なところが……」とか言うけど、それは本当に後付けの言い訳みたいなもので、本当の理由は、やっぱり、「そう感じたから」なのです。

というわけで、ここも動きません。

そして、09の琴子さん。
ここももう、私にとっては、動かせません。
個々の漢字の変換は作品次第で変える方だから、確たる証拠は出てこないけど、それでも、全体的な漢字の開き方の傾向と、あと、とにかく描写が……。オノマトペとか、暗喩とか。
物証としては『よい』かな。同じ作中で『良い』も使ってるけど。
あと、『ゆく』。
どっちも単独で証拠になるほど珍しくないけど、とにかく描写が、もう、琴子さんにしか見えないです……。

10のだもさんも、私にはもう、動かせません。
これも、理由は、『だもさんっぽいアトモスフィアがあるから』としか言えないんですが。

あえて具体的な理由をあげれば、世界観?
だもさんはよく、「魔法っぽいものがあったりするし、この世界のどこでもないんだけど、でも、いかにもな中世風ファンタジー異世界ではなく、こことは違うどこか別の『現実世界』の、ちょっとだけ昔の、どこか外国」みたいな舞台を描く気がするんですが、ここも、魔法的な何かはあるけど、異世界っぽさは少なく、わりと近代的な世界で、だもさんっぽいです。

あと、ストーリーラインも、いかにもだもさんっぽいです。
単純にハッピーエンドなのかどうかはよくわからないんだけど、なんとなく前向きな空気が漂う結末も……。
で、文体も、漢字変換も、特に合わない部分はないし……。

動かすとしたら、07に仮配置していた彪峰さんと、10のあまねさんです。

彪峰さんは、とにかく場外推理オンリーなので、ほとんど推理してないも同然です(^^;)
彪峰さんの作品は大量に読ませていただいて、特徴も沢山収集しましたが、いくら推理材料があっても、照らし合わせる相手が07となると、対象となる文章が少なすぎて、検証のしようがない……(^^;)

一応、数少ない日本語文の中には、彪峰さんと明らかに違う箇所はありませんでしたが、彪峰さんであるとう証拠もありません。
そして、彪峰さんが英語に堪能なことは間違いないと思いますが、だからといって他の人には英語が書けないと決める理由もありません。
英語といっても、そんなに難しくない、たぶん中学か高校レベルの教科書英語だし(私には難しいけど!)。

なので、07=彪峰さんは、本当に仮も仮な、仮配置。
だから特に動かせない理由は何もありません。

10のあまねさんは、これ、すごくあまねさんっぽいと思うのです!

まず、内容。
なにしろ、核になるアイディアがダジャレ!
なのに、非情で容赦無い結末。

こういうと失礼かもしれませんが、あまねさんの書くものって、しばしば、シリアスなんだかギャグなんだか分からないところがある気がします(私がトンチンカンで読解力がないからそう感じてしまうだけかもしれないけど)。
前回の忍者のお話も、設定はすごくシリアスなのに、二人のやりとりはロマンチック(?)ギャグだったし、これ以上無いほどシリアスで格調高かった『かくして王は』でさえ、『ちびりそうになった』とか、(……ギャグ?)と思ってしまうようなひと言が混ざっていたり。
とにかく、設定はとことんシリアスで、悲劇的だったりドロドロだったり殺伐だったり容赦が無かったりするのに、どこかどっぷり悲劇に浸りきらない乾いた目線、自己陶酔しないシニカルな部分があって、その、シニカルで乾いた部分が、ときどき微妙にふざけたような空気を醸しだしたりする……気がします。
そして、あまねさんは、キャラにたいして、わりと非情な気がします。
そういう点で、10の非情なダジャレが、非常にあまねさんっぽいように、私には見えるのですが……。
(書いた方、ぜんぜんふざけたつもりがなかったらごめんなさい)

そして、文体も、漢字変換も、あまねさんだと思って読んで、全く違和感がありません。
冒頭の場面転換も、あまねさんっぽいです。
“光の神”という引用符の使い方は、普段のあまねさんと違うけど、あまねさんは、前にも覆面の時は記号の使い方を変えていたと思います。

それと、ダメ押しで、この後、塩中さんの推理をカンニングして知ったこと。
私、すっかり忘れてたんですが(ごめんなさい)、あまねさんの今は取り下げられてる旧作『花の剣』に出てくる女神さまの名前が『シャスタ』だったんだそうです。
たしかにウシャスと似てるかも。
で、それで思い出したのですが、そういえば、私の主催企画『テルミア・ストーリーズ+』中で、あまねさんが考えた邪神の名前が『ウルス』だったんです。
『邪神ウルス』+『女神シャスタ』=『邪女神ウシャス』……!?Σ(@O@;)
これはもう、10をあまねさんにしろという邪神のお告げですね!!

あ、この機会に企画の宣伝を……(^^ゞ
異世界召喚競作企画『テルミア・ストーリーズ+』、随分前に期限を切らずに始めた企画で、もう活動期が終わって長らく動きがないけど、実はまだ、やってます。
私がネットにいる限り、締め切り無しで半永久的に参加作品募集中です!
設定だけの投稿も募集中です!
興味のある方は見に来てね!
以上。

というわけで、話は戻って、見れば見るほど10がますますあまねさんっぽく思える一方なのですが、じゃあ、なんで動かす候補なのかというと、12もあまねさんっぽいからと、他の人も10を書いてそうだから。

で、ひとまず、12があまねさんでないことを確認するために、12=捺さん説を再検証してみることにしました。
で、うーん、やっぱり捺さんはこれでいいのではないかと……。
漢字の開き具合とか、読点の位置とか、そしておっぱいとか……(笑)

というわけで、やっぱり鉄板勢・第一印象組はほとんど動かせないことに。
でも、10が他の人である可能性が捨てきれない以上、あまねさんは、一応、変動可にしておこうかと。
あと、彪峰さんは、もともと固定してあったわけではないので、これも変動可に。
そのかわり、05にすごくぴったりハマった気がするロッカさんは、仮配置を固定で。

結果、再検証をする前と後とで、シャッフルの組み合わせが、若干変わりました。
アヤキさんとロッカさんと水城さんと耀華さんで01、02、05、08だったのが、再検討の結果、アヤキさんと水城さんと耀華さんとあやみねさんで01、02、07、08に。
あるいはそれにあまねさんも加えて01、02、07、08、10に……?

なんだ、検証する前より空席が増えてるじゃん!!(^^;)
推理が進むどころか、一応仮配置はしてあったところがことごとく空席に戻っただけじゃん!(^^;)
一歩進んで二歩下がるDブロック推理……。

ここで、塩中さんの推理をカンニング&ツイッターで情報交換。
琴子さん=09説と引き換えに(?)、彪峰さん=02の可能性という情報をゲット。
おおっ、そこは全く検討してなかったです……!
これは、要・検証かも?
新しい情報に気は逸るけど、でも、推理を先に進める前に、年内にここまでの経過をまとめるのを優先しよう……というわけで、年内の推理はここまでで終わりです。

皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年も引き続きよろしくお願いします。


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