2015年12月10日(木) |
覆面7 Bブロック推理メモ1 |
作品&作者一覧(敬称略)
B01 君は光 B02 百八代魔王と勇者の関係性 B03 あたしは太陽 B04 ダンジョンマスター B05 聖女とロザリオ B06 クビをキレ B07 Luz del amor B08 メガネ男子と虹の空 B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※注) B10 龍呼舞 B11 祈跡満つ
みずきあかね 恵陽 五十鈴スミレ 彩真 創 彩芭つづり 小高まあな 生駒美汐 曽野十瓜 並木空 木菟みるく 藍間真珠
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さて、覆面企画の推理メモです! 推理は一昨日からちょっとずつ始めていたのですが、やっと日記に書き留める時間が取れました。
日記中でお名前を出す時、親しい・親しくないにかかわらず、苗字呼びの方と下のお名前の方がいますが、単に変換しやすい方とか、なんとなく印象が強かったり呼びやすい方で呼んでいるだけなので、お許し下さいね。
例によって、まず最初の一回目は推理のことを考えず、純粋に作品を味わって一通り読むのですが……、その段階で、あまりにも個性が強くて、かつ、それを隠していない人は、(あ、◯◯さんだ)と思ってしまうこともあります。 今回のBブロックの場合は、B09がそれ。 これ、題材からして、どう見ても並木さんでしょう! 題材もそうだし、文体も……。
並木さんの最大の特徴であるセリフ中の改行や、一文ごとの改行は無いけど、同ブロックの他の作品にもそれをやってるのは無かったし、だいたい、いくら隠れる気がなくても、さすがにそれは封印してくるんじゃないかと……。
でも、今まで、そういう思い込みで何度も失敗しているので、一応、ちゃんと検証してみました。 B09と並木さんの具体的な類似点。
B09中にある『〜連れてきてあげたいです。と、新緑を愛でながらソウヨウは呟く。』という特徴的な句点の使い方が、並木さんの作品にもある。 例:『〜倒れかねない。と思う。』
B09中に二回も出てくる『胸をすく』という特徴的な言い回しを、並木さんも使っている。 しかも、いずれも香りの形容として。 『胸のすくような』とか『胸がすく』というのはよく見かけるけど、『胸 を すく』という言い方は、やや珍しめかと思います。
あと、『真っ直ぐとした視線』とうい言い回し。 『真っ直ぐとした』という言い回しは、前回の覆面で、私が思っていたほど珍しいものではないと知りましたが、『真っ直ぐとした視線』まで一致してれば、多少は証拠になるのでは?
あと、これは珍しくもなんともないけど、短文で畳み掛けるようなアクションシーン。 本当に、全く珍しくはないんだけど。
それと、これは、さっき歩く猫さんのBブロック感想を見て、言われてみればと思ったことなのですが、この作品、地の文で『彼/彼女』という言葉をあまり使わず、名前か、あるいは『青年/乙女』などの属性呼びをしていますね。 そして、そういえば並木さんも、『彼/彼女』をあまり使わない人でした。 『彼/彼女』ではなく、名前と、役職や属性呼びを取り混ぜて変化を付けてます。
というわけで、ここは、私の中では並木さんに確定。
あと、このブロック、最初の一作だけ読んだ時に、図書館ネタというだけで「なにこれ、全く隠れる気がないあかねさん?」と思ったのですが、一巡読みおった頃には、やっぱり違うような気がしていました。 むしろ、04のほうがそれらしい??
というわけで、一巡目終了。 (そういえば曽野さんは、恵陽さんは、藍間さんはどこにいたっけ??)と思いつつ。
ここまでは、一昨日の推理でした。
昨日は、推理を念頭に置いて、二巡目。 軽く当たりを付けていきます。
最初、題材だけであかねさんかと思い、それから、よく見ると記号使いにも文章にもすごく特徴があるからすぐ分かるんじゃないかと思った01が、実は大フェイク作かもしれないことが判明。
これ、『云う』という変換とか、『?』の後にスペースが無かったり、『ーー』がダッシュではなく長音記号二つだったり、ところどころ三点リーダーを3つ・4つ連結して使っていたりと、あからさまな目立つ特徴があるので、初参加の人か、全く隠れる気のない人かと思ったのですが……お二人いる初参加の方のサイトに行ってみると、お二人とも?の後にはちゃんとスペース空けてるし、『――』は長音記号ではありません。 記号なんて一番簡単に直せるところだから、初参加の人でもそれくらいの小細工はするかもしれないけど、経験者が初参加者のフリをしている可能性も……? でも、経験者の方の中にも、普段から『?』の後にスペースを入れてない人は、いなさそう。 三点リーダーを時と場合に応じて3つ、4つ連結するのは彩真さんもやっていますが、他の点がいろいろ違うような……?
でも、一応、彩真さんも候補に。 あと、恵陽さんも、一応、候補に。 恵陽さんは、たまに『云う』という変換を使うから。 あと、もう一人、五十鈴さんも候補に。 これはただのカンだけど、なんとなく有りなような気が……。 強いて言えば、片仮名のオノマトペとか、三点リーダーの使い方とか?
というわけで、ものすごく分裂してしまいました! 一見すごく簡単そうに見えたB01、実は、分かりやすい餌をちらつかせて探偵を迷宮に誘い込む罠だった!?(笑)
そして、02。 あれ? 恵陽さん、もしかして、こっちじゃない? 最初、にっこり笑ってないので、恵陽さん候補としてはスルーしちゃってましたが、改めて読んでみると、この雰囲気、なんとなーく……??? 恵陽さん、次からは絶対にっこり笑わせないって言ってたし!(笑) まだ、特に根拠の無い、雰囲気だけのあてずっぽうですが、一応、恵陽さんを候補に。
そして03。 第一印象では、なんとなく小高さんが書きそうな話の気がしたんですが……。 前回の覆面作品が、女の子同士のヤンデレ的なやつだったせいですね。 でも、もしかして女子中学生の着ぐるみを着た曽野さんなんじゃないかという疑惑も……。 この作品、上手いし、曽野さん、『きんかんなまなま』で女の子同士の微妙な関係性を描いてるし。 あと、一応、ここでもまた、五十鈴さんも候補に。
そして04。01のところで書いた通り、あかねさんを候補に。 ビーって名前とか、あかねさんっぽいような気がして。
05は、見るからにフェイク作品っぽい(三点リーダーや『―』の一個使い・推理しにくい日誌形式)ので、とりあえず後回しにしました。
06は、なんとな〜く、みるくさんかなあ、と。未検証です。 現時点での唯一の物証らしきものは、薬の名前を『』ではなく「」で囲ってることだけど、そんなの全然珍しく無いですね。
07は、初参加の彩芭つづりさんじゃないかと……。
これ、ほとんど一組の男女の会話だけで進むお話ですが、会話が続く時に、地の文無しで「」が連続するんじゃなくて、合間合間に、地の文で、表情や仕草の描写を頻繁に挟み込む。 そして、その、表情の描写が、非常に細やか。 微妙な表情の変化を、とっても丁寧に描いてあります。 で、例えば目を細める時も、ただ『目を細めた』ではなく『剣呑に目を細めた』と書くとか、唇を噛むのだって、ただ『唇を噛む』じゃなく、『柔く噛む』とか、何か一言形容がつくことが多いです。
その特徴に合うのが、つづりさんのような気がしました。 細かいことですが、『くちびる』が平仮名だとか、変換癖の一致も多そうです。
「……おれの、」 ――おれの、せいか。
みたいな改行も、サイトにもあったような気がします。 まだ漠然と当たりをつけた段階なので、後でもうちょっとしっかり、物証探しに行ってきます!
08は、これもまあなさんかなあ……? なんとなく雰囲気で。 まあなさん増殖中(笑) あと、意外と曽野さんかも? 曽野さんって、こういうのもアリじゃない?(というか、曽野さんならなんでもアリな気がする)
09は並木さん(ほぼ確定)で、10は、もしかして藍間さん? 理由は、ただ単に、翻ってるから!(笑)
10は、誰だろ、これ。曽野さん? これ、上手いし、曽野さん、前に覆面で異世界ファンタジー書いてたよね……と、思ったら、あの作品、サイトに載せてないのですね。 でも、覆面企画3のサイトがまだ残ってるから、読める。後で読みなおしてみようっと!
と、ここまでが昨日の推理。 そして、昨日の夜、作者さんたちのサイトをあちこちふらふらと見て歩いて、ふっと思いついたのが、バリバリのフェイク作品に見えていた05は、実は、記号でステルスを試みてるだけの、ほとんど素顔の彩真さんなんじゃないかということ。 これから検証します。
ここで、いったん、現時点での候補を書き出してみます。 まだ適当に当たりをつけただけで、検証していないので、今後の推理のためのたたき台です。
B01 君は光 五十鈴さんか恵陽さんか生駒さん? B02 百八代魔王と勇者の関係性 恵陽さん? B03 あたしは太陽 曽野さんか五十鈴さんかまあなさん? B04 ダンジョンマスター あかねさん? B05 聖女とロザリオ 彩真さん B06 クビをキレ みるくさん? B07 Luz del amor つづりさん B08 メガネ男子と虹の空 まあなさんか曽野さん? B09 秋風渡り、金木犀を濡らす 並木さん B10 龍呼舞 藍間さん? B11 祈跡満つ 曽野さん?
並木さんは私の中ではほぼ確定、彩真さんとつづりさんも、けっこう可能性が高そうな気がしています。 そして、曽野さんとまあなさんが大増殖中!(笑) 生駒さんは、まだ作風を掴めていないので、これからサイトにおじゃまして検討します。
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