時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
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2011年09月05日(月) 【覆面】C〜Dブロック読了

Cブロック、Dブロック読了しました。
例によって感想というほどのものもない、推理というほどの推理もまだしていない、読了雑感+自分用推理メモです。
感想や推理の有無と作品の気に入り度は関係ありません。

まず、作品・作者リスト転載から(コピペなので敬称略)。

Cブロック作品

C01  天つ虫といとしき亡き月の王 注
C02  踊り子と王様
C03  瓶詰め
C04  首長竜、旅に出る
C05  白魔道の街で
C06  モノクロ
C07  色彩認証
C08  グッバイ・ロンリー
C09  赤い鞄
C10  SIKI
C11  オレンジの君
C12  色とりどりの世界

Cブロック作者

川辺都(雨月)
楠園 冬樺(立花)
くまごろう(border-SKY)
ことなあやり(あや離宮)
朔 蒼々(黒猫の月)
其場凌(ソクセキ)
碓地 海(砂水)
天菜 真祭(Sequence お話のカケラ+)
ひのかさ(さかなのまぶた)
冬城カナエ(しゃべるウサギ)
祭歌(ウルレリシアの花)
瑞沢カイリ(ピエロのへや)



このブロックは、覆面でご一緒したことがある方が多いです。
しかも、毎回全ブロック推理してるわけじゃない私が推理したことのある方が多くて、前回の推理メモをうっかりなくしてしまったのが悔やまれます(T-T)

それと、其場凌さんって方、知らない方だけどHNのセンスがとっても素敵。
私の中では曽野十瓜さんに匹敵する素敵HN!

個人的に印象深かった作品は、09『赤い鞄』。
文章とかものすごく上手くて、サスペンスドラマを見るような実写的リアリティがあるんですけど、謎を残したまま、ある意味、ぷっつりラスト(読み方によっては綺麗に終わってるのかもしれないけど)。
……なんですけど、何か息詰まるような、鬼気迫るような、異様な重みと迫力がある。
重苦しさ、閉塞感、焦燥感、やりきれなさ、狂気、そこから浮かび上がってくる虚脱感……みたいな。
何かよく分からないけど引きこまれました。
よく分からないのは私が分からないだけかもしれません、ごめんなさい。

……これ、なんとなくのイメージだけだけど、冬城カナエさんが書きそう?
フェイクだろうとそうでなかろうと、これが書ける人は限られているでしょう。

あと、04の首長竜のも好き。カサイ先生が良い味!(笑)
このひらがなの多さはフェイクなんだろうか、素だろうか。
……と思ったら、サイト名やHNが全部ひらがなな人がいたから、作品もひらがな多いのかな〜と思って、見に行ってみた。
そしたら、タイトルもひらがな多かった。
作品見てみたら、やっぱりひらがな多かった。
読んでみたら、雰囲気も近いような。
これはもう、ひのかささんでいいんじゃない……?

それから、07は、天菜さんじゃないかな?
うん、どう見ても。
意気込み見るとフェイクもしてないみたいだし、天祭さん、柔らかで優しげで少女チックな作風だけど実は情報処理系(というのかな? プログラミングとか)に強いし。

10『シキ』も、上手いなあと思いました。
『冷茶の匂いが舌を弄った』という表現には唸った。シキさんカッコいい。そして、セーラー服ボクっ娘、萌え。
で、こういうのこそ断片を切り取った雰囲気エンドになるかと思って読んでたら、ちゃんとストーリーが展開して、オチもついてた。

あと、12『色とりどりの世界』、最後の方まで、よくある『いい話』で終わる系かと思っていたら、ラスト3行で何かずし〜んと来て、ちょっとトリハダ立ちました。


そしてDブロック。

Dブロック作品

D01  俺の妻の手作り弁当がまずいわけがない
D02  マジで恋するうんたらかんたら
D03  荒野のニンジン
D04  彩色展覧会
D05  キャンバス
D06  透明な口付け
D07  色彩の守護者
D08  ばら姫と枯れた魔女
D09  サイレント・カラー
D10  祈りをあなたに
D11  My colors
D12  Redbook/Bluewitch


Dブロック作者

RYTR(朧月夜に筆を起こす)
歩く猫(別冊猫背文庫)
桂木直(No title)
かみたか さち(かみ☆たからばこ 〜PaperTreasurbox)
立神勇樹(Lost_Genetix)
玉蟲(カリユガ)
中原まなみ(夏空ノスタルジック)
菜宮 雪(菜宮雪の空想箱)
早瀬千夏(裏庭の午睡)
真冬(君のそばで会おう)
みるく(†ローズクロス†)
よもぎの森(よもぎの森)


このブロックも、お知り合いや、前に推理したことのある方がたくさん!
よもぎの森さんはぜひ見つけたいです。
しかし、このブロック、文章みっしり系の実力派でフェイクもお手の物そうな人だらけで、難しそうだぞ……。

01、これ、面白い。どうってことない日常の一こまなのに、面白い。
奥さん、いつの時代の人かと思った(笑) 別にトリップしてきたんじゃないのね、普通の現代人なのね。
一瞬、過去から飛ばされて来た人かと……。
黒いお弁当は美味しいって言いますよね!
すごく手間のかかった愛情弁当ですね!

そして02が問題作だ!(笑)
誰だよ、これ書いたのは……(^^;)
そして私には伏字の中に何が入るのか分からない(^^;)
でも検索したら負けのような気がする……(^^;)

このブロック、ほとんど女性だと思うけど、もし男性が居たとしても、これをこの企画に出すのは女性でしょう。
だって、男性なら、周りがほとんど女性ばかりと分かっている場所にこれを持ち込む蛮勇は起こさないでしょう……。
いずれにしても、これを出した人は、ひとかどの勇者(笑)

でもって、03『荒野のニンジン』、タイトルにニンジンってあったけど、ホントのホントに荒野にニンジンがある話だった……。シュール……。
故郷に帰ってからの場面も、最初のうち、もしかしてこれも幻覚?って疑っててゴメンナサイ(^^ゞ
これ 冒頭の字下げあったりなかったりするけど、規則性がないから、意図的じゃなく、エディタのイタズラなんじゃないかなあ……。

04は、探偵的に恐怖の、『ですます』童話調!
これやられると、ほんとに分からないんだ……(T-T)
宮沢賢治か長野まゆみかという雰囲気。
素敵だけど、推理には困る!(^^ゞ

05は『そおね』が特徴的なんだけど、フェイクかも?

06『透明な口付け』、『霧雨はこんなにも軽やかなのに、どうしてそれに濡れた布はこんなにもべたつくのだろう』という一文に感服。
言われて見れば確かにその通りなんだけど、なかなか思いつかないと思う。的確。

主人公もゆかりも、男だか女だか、なかなか分からなかった。
一人称の女主人公が、名前が出てくるまで性別不明な気がしてる時って、作者が男性のことも多いんだけど、必ずそうとは限らないしなあ……。
題材・内容的には、玉蟲さんぽい気がするけど……?
でも、推理は後ほど。

07は、読点の打ち方がちょっと独特な気がする。時に、その前後の語順も含めて。
推理は後にする予定だけど、我慢出来なくて、この感覚を忘れないうちにちょっとだけ……と、適当に目星をつけて見に行ってみたサイトが、いきなりアタリだったような気がする。
これ、かみたかさちさん?

08が、第一印象ではすごく森さんっぽいんだけど……。
セリフの前後に改行しないことがあるところとか。
でも、沖さんが、これは森さんじゃないって言ってたしなあ……。
森さんはフェイクしてくるだろうし。
とりあえず、今はざっと読む段階だから、後ほど推理します。
誤字多め。急いで提出した人?

09、う〜ん、仕掛け一杯で一筋縄ではいかないお話。
Cブロックの『赤い鞄』同様、フェイクとして書こうとしても書ける人が限られるタイプだと思います。
誰にでも書けるってもんじゃない。
よほど筆力のある方じゃないと。
そういう人だらけだから、それだけじゃ何の推理の足しにもならないけど(笑)

10『祈りをあなたに』、胸が大きくなるように頑張るデキーちゃん、デタラメ歌を歌って踊っちゃうデキーちゃん、可愛い!
この話、内容的には、別にファンタジー世界(?)でなくても、『学校対抗スポーツ大会で女の子が意中の男の子に手縫いのハチマキをあげる伝統がある』みたいな設定で現代学園モノとしても十分書けると思うんだけど、民族調の舞台設定が秀逸で魅力的。
すごく上手い方と見た。
でも、これも、そういう人だらけだから、何も推理の足しにならないけど(笑)

11も冒頭字下げが時々無いんだけど、これも単なる脱落で、意図的じゃない……よね? ……けど、万が一、サイトで普段からこういう字下げの仕方をしてる人がいたら……???
……と思って、行ったこと無いサイトさんの中からカンで飛んでみたら、いきなりほんとにいた! みるくさん!
作風的にも、ありそうじゃない?

12、カッコいい! 青薔薇症候群とか、何それ、萌え&燃える〜!
非常に魅力的な舞台装置なので、もっと長編で、あるいは連作短篇で読みたいです。


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