時々管理日誌
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2010年06月05日(土) ちょっと悩んだ&お礼

書きかけの<森の民>のお話、前回の日記で『人によってはじんましんが出るかも?』みたいなことを書いた後で読み返して、ふと、別の意味でもっとデンジャラスかもしれない点に気がついて、ちょっと悩んでました。

前回の『じんましんが出る』は、あんまりにもキラッキラにメルヘンチック&いきなりトチ狂ったように臆面もなくイチャイチャ大全開のせいだったんですが、そんなキラキラな世界なのに、ヒロインたちが、地面から掘り出した幼虫を食べるという話題を出してたんです。

森で野宿生活?をする時に何を食べるかという話で、野いちごとか花の蜜とか野草とか……は別にいいんですが、その後に『地面を掘れば球根もある、まるまる太った幼虫もいる』みたいなことを、さらっと書いてたんです。

自分の頭の中では森の民の世界は最初からそういう暮らしをしてる世界だったので、何とも思ってなかったんですが、これって人によってはドン引きなんじゃないかということに、ハタと気づきました。

髪に大量の花を飾った妖精みたいな(というか妖精の)キラッキラ美少女に、虫なんか食べさせちゃっていいの?
それって、普通の読み手的に、あり?
人によってはものすごい拒絶反応起こすんじゃない?……と。

リュバ・ジン(@『スーレの睡り』)だったら、躊躇なく食べさせるんですが……。

で、ちょっと悩んで、ツイッターとかSNSで悩んでますとか呟いてご意見いただいてるうちに、やっぱり食べさせちゃおうと思いました。
そのシーンを具体的に描写したらグロいかもしれないけど、ただ、食べ物を列挙した中に虫も含まれてるってだけだから。

(もしかして、たった一言それを書くことで読み手に無用な嫌悪感を起こさせるくらいなら、私の頭の中では食べてるけど、食べてるってことを別に書かなきゃいいのかも? キャラたちがトイレに行ってるのは当然でも、別に作中でわざわざそれに触れなくてもいいのと同じで……)とも考えたんですが、でも、『この世界はこういう世界だよ』ってことを描き出すためには、この要素がぜひ必要なような気がしたんです。
で、私がこの話で書きたいのは、まさに、『この世界はこういう世界だよ』って部分なんです。
『この世界には、こういう、太古から変わらない素朴な狩猟採集の生活を送っている人たちがいますよ』というのが、この<森の民>シリーズの根幹だから。

ここで虫を食べるかどうかって、ささいなことだけど、その世界観の表現に欠かせないことのような気がしました。

というわけで、具体的な描写はないけど、次回作では、虫を食べます(笑)

たった数文字のために、しばし悩んじゃいましたよ(^^;)
それもまた創作の楽しさです。

話は変わって、WEB拍手や一言フォームを送信してくれた方、ありがとうございます!
3日にコメント下さった方、ありがとうございます!
本編を読んでない方には独立したラブコメとして読めるけど本編を読んでる人にはまた別の味わいがある……というのを目指しているので、『本編を知っているからこそ』のお言葉、嬉しかったです!


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