時々管理日誌
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2009年06月23日(火) 検閲ソフトの謎

最近話題の中国の検閲ソフトって、猥褻画像の検出を、画面全体に占める肌色の割合で判定するんですって。
だから、お相撲さんの写真とか、検閲に引っかかっちゃうんですって(^_^;)
……って、新聞に書いてありました。

ということは、エッチな画像でも、服さえ着てたらスルーされちゃうんだろうか……?
あと、ヌード画像でも、モノクロ画像とか、色調補正して全体に赤とか青とかのフィルターかけたら通っちゃうのか……?
いや、色調補正はちゃんと見抜くのでしょうか?
それじゃあ、画像の加工じゃなくて、モデルさんの身体そのものをペインティングして写真撮ったら、どうなるのかなあ?
あ、それを言ったら、黒人さんのヌード画像はどうなるんだろ??

そんなこと私が気にしてもしょうがないけど、ふと、気になりました(^^ゞ

で、思ったんですが。

そういえば、白黒写真とかセピア色の写真とか、赤や青のフィルターかかった映像とかに写っている人を見て、人間は、『灰色の人や茶色の人、赤い人や青い人が写っている』 とは認識しませんよね。
周りのものとの明度差と自分の記憶を照らし合わせて、脳内で元の色を復元して見る事が出来るんですよね。
白黒写真に灰色の空が写っていても、それが曇り空ではなくて青空なんだってことを、浮かんでいる雲の様子や被写体の影の出来方などで、無意識のうちに判別できてる。

それって、ものすごく高度な総合判断ですよね。
それをコンピューターにやらせようとしたら、すごく難しいのでは?

そう考えてみると、人間の目って、脳って、すごいんだなあ……と、あらためて思います。
脳の神秘だ……。

さらに思い出したこと。

私が小さい頃、まだ白黒で放送されてたアニメがありました。
うちのテレビが白黒だったんじゃなくて、放送そのものが白黒だったから、カラーテレビで見ても白黒だったのです。
なのに、私は、最近までずっと、自分がその番組をカラーで見てたつもりでいました。
だって、私の記憶の中では、そのアニメのキャラたちが、カラーで動いていたのです。
大人になってから、その番組が白黒だったことを知り、びっくりして、よく考えてみたら理由がわかりました。
私はその番組のキャラクターのカラーイラストのついた枕カバーを持っていたのです。
だから、キャラの色指定を知っていたのです。
それで、記憶の中で動いていた白黒キャラに、自力で脳内彩色をしてしまって、本当にそれを見たつもりになっていたらしいです。
『人間の脳ってすごい』と思った瞬間でした。

そういえば、白黒写真で見た光景も、その写真が白黒だったってことを忘れて、カラーで見たような気になっちゃうことってありますよね。
特に、そこに写っているものが実際に見たことがあって色を知ってるものだと、記憶の中で勝手に色が補完されちゃうのです。
そういうことって、ありません?
私だけじゃないですよね?


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