いっしょうけんめい覆面作品書いてたので、気がつくと、また、読了本のメモが滞ってました……。
とりあえず( ..)φメモメモ
読了本:『下町不思議町物語』『七王国の玉座 剣嵐の大地 3』『いちごミルク・ビターデイズ』『紅玉の戦士』『天と地の守り人 第二部』『本の姫は謳う』『狼と香辛料5』『アレクシオンサーガ2』、グインサーガ『暁の脱出』まで 他にも何か読んだはずなんだけど、忘れた〜!
読みかけ:『イサナ、竜宮の戦いへ』『グインサーガ クリスタルの再会』
というわけで、少しずつ、感想メモ。
・『下町不思議町物語』香月 日輪 (岩崎書店YAフロンティア)
YAってことになってるけど、YAというより、『子ども向きなのか大人向けなのか狙いが分からない』という感じ。 小学生か大人の両極端が対象で、YA層は読まないよなあ、みたいな。 主人公は小学生だけど地の文に大人目線入ってて、そういうのって子供の本としてはどうかと思うんだけど、かといって大人の本というわけでもなく。 でも、映画とかテレビドラマ化とかすると、親子で見て大人も子どもも楽しめる『いい話』になるんじゃないかという気がしました。
・『七王国の玉座』は、ますます荒れ狂う怒涛の展開に……! 圧巻です。
最後のほうで、サンサが雪のお城を作るシーンが印象的でした。 ずっと激しい展開続きの中で、ぽっかり開いた静かな隙間みたいなシーンで。 もちろん、その静けさのままでは終わらないで、そこからさらに新たな怒涛の展開に流れ込むんですが、その前に一瞬のタメを配してあるのが心憎いです。
サンサって、何か、その場その場で状況に流されてばかりで、いろいろしょうもないんだけど、考えてみれば、まだ12〜3才の子供なんですよね。 小さい時から過酷な環境にあったりしたわけじゃなく、ごく普通の温かい家庭(少なくとも彼女にとっては)の中でぬくぬく育った子供が、10才を幾つも超えないうちにあんな状況に放り込まれたら、そこで抜け目無く立ち回ったり、誇り高く毅然と己の道を貫き通したり出来なくて、ただ運命に翻弄され続けたとしても、そのほうがあたりまえじゃないですか。 サンサはただ、ごく普通の年相応の女の子だというだけで。 そう思うと、私はサンサも嫌いじゃないです。
そして、ティリオンが……!(T-T) ティリオンって、ほんとに、何かと不運ですよね……。 この話に出てくる人たち、ほぼみんなが不運だけど、中でも一番の不運キャラかも。
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