最初は、そのうち『月刊カノープス通信』に読書録を書くまでのタイトルメモだけのはずだった、この読了記録……。 もはや『月刊カノープス通信』に書くという前提が崩れかけて、これがメインの読書録になりつつあります(^_^;)
壁井ユカコ『カスタム・チャイルド』。
ありがちといえばありがちっぽいけど、面白かった。 この人の描く世界は、やっぱり、すごく好き。 三分の二ぐらいのところで、普通だったらここで終わりだろうに……と思ってからがけっこう長くて、後は何をやるんだろうと思ったら、ちゃんと、そこから先もいろいろあったです。三嶋のお母さんのエピソードが印象的。
それにしても、淡々としたテンションのまま唐突に生々しいグロ描写をするのは相変わらずだ……。 穏やかに会話している人たちの頭上に突然血塗れの肉片が降ってくる、その肉片を、それまでと同じトーンで淡々と克明に描写する、みたいな。
『グイン・サーガ タイスの魔剣士』。
う〜ん、表紙が、見れば見るほどガッチャマン……。 タイスの闘技場の控え室のドリンク・メニューとか利用規約(小便禁止!とか)なんて本気でどうでもいいと思いつつ、やっぱり読んじゃう、楽しく読まされちゃう(笑)。 控え室の間取りとかドアの構造とか出場準備のタイムスケジュールとかが詳細に説明されるのに、それが、別に、控え室から脱走するシーンでもあってその伏線だとかそういうわけじゃなく、ストーリー展開とは本当に何の関係も無いのがすごい……(^_^;) そういう部分を楽しめるか、たんなる寄り道や冗長としか思えないかどうかが、グイン・サーガを楽しめるかどうかの分かれ道かと。
そんなわけで、どうでもいいのに大変楽しいここ数巻ですが、中でも一番私にウケたのは『豹頭王グイ"ノ"』でした。
話は変わって、明日の覆面企画のブロック発表が楽しみです。 誰と一緒になるのかなあ……。 同じブロックにたまたま作風が近い人でもいたら面白そうだけど、もし、たまたまみんな十代とか二十代前半とかの若い人ばかりだったら加齢臭で一発バレかも、どうしよう……(笑)とか、けっこうドキドキです!
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