時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2005年08月27日(土) 牧場に行ってきた

今日、PTAの奉仕作業で学校の草刈がありました。
で、私は役員なので、刈り取った草の受け入れ先である近所の牧場で草の搬入を手伝うという特別な担当になっていました。
四人いる学年役員のうち、二人が牧場担当で、あとの二人は受付係ということで、当然、受付の方が楽そうに思えたのですが、何か手が痛いから受付じゃなと無理と言ってる人がいるし、校門で受付とか、校庭にしゃがんでちまちまと草むしりなんかするより、牧場で力仕事のほうが、大変は大変でも、ちょっと面白そうかなと思って、そっちの役を買って出たのです。
だって、いくら近所でも、観光牧場じゃない普通の牧場(このへんの言い方では『ウシ屋さん』)って、普通、足を踏み入れる機会なんかないんです。
ちょっと見学してみたいじゃないですか。

というわけで、長袖・ゴム長・長ズボンに軍手・農作業帽(……というのが正式名称なのかどうか知りませんが、前半分が麦わら帽子で後ろ半分が日よけ布になってるヤツ)、首にはもちろんタオルという完全武装で牧場に出発!

牧場は、うちから車でほんの数分のところにありました。
その前の道はしょっちゅう通りかかるのですが、木立の向こうにあるので道沿いからは建物が見えず、観光牧場じゃないから入口に看板も出てないので、存在を知らなかったのです。

結局、牧場での作業は、実はそれほど大変ではありませんでした。
受付担当になった人の方が、受付が終わってしまったら草むしりも手伝わなければならなかったので、かえって大変だったみたい。
牧場の入口に立って搬入の軽トラを誘導する仕事と、草の搬入場所で荷台から草を降ろす作業を交代でやったのですが、なにしろ草は、草刈の仕事がある程度進まないと搬入されて来ないので、最初の30分くらいはほとんど仕事が無く、牛舎で餌を食べたり運動場で遊ぶ牛たちをぼんやりと眺めながら一人で曲がり角に突っ立ってるだけとか。
(ちなみに搬入の軽トラは保護者から借りています。生徒の家に農家が多いので、軽トラ持ってる家が普通にたくさんあるのです)

後半になると結構頻繁に搬入車が来るようになりましたが、でも、やっぱり、そんなにひっきりなしには来るわけではないので(今年は保護者から借りられた軽トラの数が少なかったらしい)、合間合間には、大型ユンボも運転出来てツナギ姿もステキな(笑)牧場主さんから酪農家の仕事のあれこれを聞いて過ごし、ちょっとした社会科見学になってラッキーでした。

酪農家の人は、やっぱり大変ですね。
年中無休で、今日はお袋が手術なんだけど仕事は休めないからお医者さんにお任せだとか、自分の結婚式にも仕事をしてから行ったとか、息子は酪農を継がないと言っているとか。
あと、牛糞処理施設のこととか、乳牛のライフサイクル(?)とか、牛乳の出荷・販売のシステムとか、いろいろ聞いて、やっぱり牛乳は地産地消の地元酪農組合ブランドが一番だなあ、と……(^^)

そんなこんなで、軽トラの荷台から草を降ろしているうちに、最後の方になると、だんだん軽トラの荷台の開閉の手際が良くなってきたり。
なかなか珍しい体験が出来ました。

でも、作業自体はそんなにきつくなかったんだけど、とにかくかんかん照りだったので、帽子をかぶっていても昼近くにはちょっと熱中症になりかけて、まだ頭痛が治りません(^_^;)
牧場にはトイレがないので(それが牧場担当たちの一番の大問題)、お茶当番の役員さんに大量に冷たい麦茶を持たせてもらったのに(一人あたりのお茶の割当量では我々が一番恵まれていたのでは?)、トイレに行きたくなるのが怖くて、みんなあんまり水分を取らなかったんですよ。
『塩分が不足すると熱中症になりやすいから』と梅干を持ってきてくれた人もいるのですが、梅干を食べると喉が渇いて水を飲みたくなるからトイレに行きたくなる……と、最後の方までなるべく我慢して、塩分も取らず、水もあまり飲まなかったのがいけなかったんでしょう。
でも、トイレが無くて、牧場で働く人は、いったいどうしているんでしょうねえ……(^_^;) 追求しないようにしましょう。


 < 過去  INDEX  未来 >


冬木洋子 [HOMEPAGE]