一昨日の日記で『ちまき』のことを書いたら、掲示板でいろいろ情報をいただきました。 千葉や東京にあまり『ちまき』が売ってないのは、どうやら地域的な事情だったらしいです。 千葉県民の よもぎの森さん、道産子の 姫様は、二人とも、『中華ちまき』は知っていても、端午の節句に食べる甘い『ちまき』は知らなかったそうなのです。 やっぱり、千葉には『ちまき』を食べる習慣がなかったのですね!
自分は子供の頃から端午の節句には『ちまき』を食べるものだと思ってきたし、『♪ちまき食べ食べ……』の歌が有名だから、てっきり全国区の食べ物だと思っていましたが、そうじゃなかったらしいのです!
その後、ネットで『ちまき』について検索してみましたが、どうやら、端午の節句に『ちまき』を食べるところは、関西が中心らしいです。 関東では、主に柏餅らしいです。
そういえば、私の実家は東京ですが、母が関西出身で、父は東京生まれだけれど父方の祖父母は関西出身らしいので、けっこう関西系の食習慣が混ざってるようなのです。 子供の頃、私たちは、毎年、柏餅と『ちまき』を両方食べており、それが当然だと思っていたのですが、うちでは、知らず知らずのうちに、関西と関東の両方の風習がミックスされていたのですね。 ひなまつりに雛あられと菱餅を両方食べるように、柏餅とちまきも、両方食べるのが正式で、どこの家でもそうしているのだと思っていましたよ!
また、『ちまき』には、『中華ちまき』と甘い系の『ちまき』があるだけじゃなく、甘い系のちまきの中にも、いろんな種類があることもわかりました。
東京や千葉のスーパー等で端午の節句に細々と売られる『ヤ○ザキ』等の『ちまき』は、通常、白い『ういろう』を笹の葉で包んだものですが、他に、黒いようかんのちまきや、中にあんこが入ってるもの、薄茶色の長崎ちまき等も存在するらしいです。
そして、新潟県民の 天城さんによれば、新潟では、黄粉をつけて食べる笹団子風のちまきがあるそうで、端午の節句に限らず、笹の葉がある時期にはいつでも売られているのだそうです。
職場で一緒の人にも訊いて見ましたが、『東北地方の実家では端午の節句には柏餅を食べていたが、島根県の夫の実家では、毎年、中にあんこが入ったちまきを手作りしていた』とのことでした。 ちなみにこの人は、『ちまき』というのは中にあんこが入ったものだと思っていました。 千葉のスーパーで売っている『ちまき』には、あんこは入っていませんから、千葉に来てからは、一度も『ちまき』を食べなかったんでしょうね。
というわけで、ちまき一つとっても、いろいろと地域性があるのですね。おもしろいですね。
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