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ノン・フィクションズ - 2006年11月13日(月)

人に説明するとき
笑いの映画です、とか
これはコントですなんて言っちゃうけど
半分以上、嘘で

根底には、笑うことや
笑ってしまうことの、悲しさを
表現したいってのがあります


僕が思う
「笑う」という行為は

やっぱり、人には悲しい過去が絶対にあって
たぶんこれからの未来にも
悲しい出来事があるわけで

じゃあ笑える内に、笑っとこう
うん、でも、悲しいこともあるよね、きっと
そうだけど、そればっかり考えてちゃ
面白くないじゃない

という具合に

笑うという行為の中には、悲しみを忘れようとする
反発力みたいなものがあると思ってるんです


だけどある瞬間、その反発力を感じた時に
又は僕は映画でそれを表現したいのだけれど
感じさせたとき

ハッキリ面白いとも言えない
面白いんだけど、ものすごく悲しい

どんだけ騒いで、ワーワー言っても
人はラストに向かって進んでんだ
って

ただ笑うことを、飛び越えた何かを
思うことができるんじゃないかと、思っています


だから、笑いの映画を撮ってますってのを
お気楽な馬鹿映画を撮ってますという風に勘違いされるのが
ちょっと嫌なんだけど
悲しいシリアスな映画を撮ってるワケでもないし

笑いってのは、そこまで背負った、笑いなんだと
自分の心で言い訳をしながら
とにかく完成品を見てくれと

そんな感じで、久しぶりの日記でした。






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