自転車の進み方 - 2005年10月24日(月) 自転車をこぐ朝は ノートパソコンの前より ずっと重力が軽い 前進をオイルに頼ってた頃は 心に仕舞えなかった マンションと首都高の隙間から ひざの破れたジーンズへ くぐり残った光が差し込むと 滞っていた生き方も 少し 開きだす気がする 水溜りに潜る道 なんだか久しぶりに感じる風 青くさい風 青くさいスピード 恋人同士のバイクに抜かれながら 2005年に照れながら 着水した車輪からコンクリに ふらふらした曲線を どこまで伸びるか分からないまま ふらふら今日も描く
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