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マイファザ&マザァ - 2005年10月18日(火)

小学校低学年
だったと思うんですけど

「つるピカハゲ丸」という
貧乏家族のセコさをギャグにしたアニメと

「おぼっちゃまくん」つぅ
金持ち家族の羽振りのよさを笑いにしたアニメが

ほぼ同時期にやってて

親と一緒に見てたんです


で、父親と母親が
それぞれのアニメに対して
それぞれの意見があって

同じとこで言ってるわけじゃないんだけど


父親は

「ハゲ丸くんは面白い」
「おぼっちゃまくんは道徳上よくない」
みたいなことチラッと言ってて


別のタイミングで


母親は、逆に

「おぼっちゃまくんは好き」
「ハゲ丸はつまらない」と


驚いたことに
両親で、逆のこと言ってるんです(笑)

聞いてもないのに
フリートークで

「えぇ!?」っと
子供ながらに悩みましたね

自分、昔から
すごく周りに気を使う人なんで(また明日書くけど)

「こっちの親といるときは、これ(番組)はOKで
 こっちの親のときは、これはNGか〜…」みたいな(笑)

ものすごいイヤでした(笑)


ただそれ以上に
子供ながらにショックだったのは

「父親と母親の考え方の違い」が見えてしまったことです


説明するまでも無いんだけど

おぼっちゃまと、ハゲ丸って
同じギャグアニメでも対照的でしょ

金持ちと貧乏で

母親は、おぼっちゃまくん好きだったんで
やっぱ女性なのか
お金があり、幸せがあるという
そういう堅実的なものが好きなんだ、と

逆に父親は、ハゲ丸みたいな
貧乏でも、その中で楽しみを見出していく
金が無くとも、なんとかなるさ的な笑いが
合ってんだな、と

そんな冷静には思ってませんでしたが

なんかねぇ
冬に半ズボンのカワグチ少年は

ちょっと恐かったというか

親が「真逆のことを言う」という概念“そのもの”が
まだ無かった年頃だったんですよ

親は、どんな場合においても
2人とも同じ意見…と信じてましたから

「お互いの意見がバレたらどうしよう」的な

「この話知ってるの僕だけじゃん」的な

「もしかして離婚?」みたいな(笑)

離婚って言葉は知らなかったと思いますが
喧嘩してほしくね〜なぁ、とは思ったでしょうね

精神的な意味で、印象深い出来事でした


15年経った今
2人の意見がどうなのか

ちょっと気になるトコですけど(笑)






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