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仕事の成果を出すために長時間働く。 よくあることだし、短期的には仕方ない場合もある。
しかしながら、 どれだけ長時間働いても集中力が持続し、 睡眠時間を削っても思考が整理され脳がよく回転する、 という人間でない限り、 継続的な過度の長時間労働は中長期的には成果をむしろ妨げる。
時間は取り戻せないから、 その日に使える時間は仕事に使わないと不安だという気持ちが 仕事に“真面目”な人ほどあるかもしれない。
しかしそれはただの甘えや楽をしているだけとも言える。 「こんなに働いていてどこが楽だ」という声も 当事者達からは聞こえてきそうだが、 同じ仕事の成果を出すのに時間の制約がなく 一日24時間いくらでも使用して良いという方が その場その場の短期的には余程楽だろう。
「頑張る」という言葉の意味を 「さらに労働時間を増やす」ことと誤解している人間は 時間でしか自分の仕事上の価値を維持できなくなる。 そして成果対時間の曲線はいずれ時間に対して飽和する。
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